
原付バイクを処分したくても、方法がわからず困っている人も多いと思います。
そこで、この記事では原付の処分方法や捨て方について詳しく解説していきます。
- 原付バイク処分方法の種類
- 原付バイク処分の流れ
- 原付バイクの処分相場
- 原付バイクの買取におすすめの業者
目次
原付バイクの処分は2つのステップがある
原付バイクの処分には廃車手続きと車体処分の2つのステップがあります。
1.廃車手続き
- 市区町村役所での手続き
- ナンバープレートの返納
- 登録抹消申請
- 手続き費用:無料
2.車体処分
- 指定引取場所への持ち込み
- 廃棄二輪車取扱店での引き取り
- バイク買取専門店での売却
- 処分費用:0円〜10,000円程度
原付バイク処分の第一歩は市区町村での廃車手続きから始めましょう。車体処分は複数の選択肢があり、状態や希望に応じて最適な方法を選べるのがポイントです。
廃車手続きは3月末までに完了させることで、次年度の税金は発生しません。
原付バイク処分における廃車手続きの方法
原付バイク処分における廃車手続きの方法には下記3つのポイントがあります。
- 廃車手続きの種類
- 手続きに必要な書類
- 廃車手続きの方法
各ポイントを詳しく解説しますので見ていきましょう。
廃車手続きの種類
原付バイク処分における廃車手続きの方法として、永久抹消登録と一時抹消登録の2種類があります。
永久抹消登録は二度と使用しない場合に選択し、一時抹消登録は転勤や入院など一時的な使用停止の際に適しています。
原付バイクの廃車手続き費用は両方とも無料で行えるため、状況に合わせた選択が可能です。
手続きに必要な書類
原付バイク処分における廃車手続きには必要な書類があり、以下の2ステップに分けて準備が必要です。
ステップ | 必要書類 |
---|---|
1.廃車手続き |
|
2.処分 |
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原付の処分をスムーズに進めるため、書類は事前にすべて揃えておくことがおすすめです。
廃車手続きの方法
原付バイク処分における廃車手続きの方法は以下の手順で進めていきます。
- 市区町村役所の担当窓口を確認
- 必要書類の準備
- 窓口での申請手続き
- 廃車証明書の受け取り
必要書類を揃えて窓口に提出すれば、その場で手続きを完了することが可能です。
原付バイクの処分方法7パターン
原付バイクの処分方法には以下の7つのパターンがあります。
- 指定引取場所への持ち込み
- 廃棄二輪車取扱店での回収
- 買取業者での売却
- 不用品回収業者への依頼
- バイク処分業者での引き取り
- 知人・友人やフリマサイトでの売却
- バイクショップでの下取り
原付バイクの処分方法7パターンを確認してみましょう。
指定引取場所へ持ち込み
原付バイクの処分方法として、指定引取場所への持ち込みがあります。指定引取場所では原付バイクを無料で引き取ってくれるため、処分費用を抑えることが可能です。
持ち込みには事前に廃車手続きを済ませる必要があるほか、対象外の車種は受け付けていないので注意しましょう。
廃棄二輪車取扱店で回収
原付バイクの処分方法の2つ目は、廃棄二輪車取扱店での回収です。自力で原付バイクを運べない場合でも、自宅まで引き取りに来てくれるのが魅力的です。
運搬費用は2,000円から1万円程度が相場となっているほか、複数の店舗で見積もりを取れば金額の比較が可能でしょう。
買取業者で売却
原付バイクの処分方法に、買取業者での売却があります。年式が新しく状態の良い原付バイクであれば、査定額が付く可能性が高いでしょう。
出張査定を無料で行う業者も多く、原付バイクの廃車手続きまで代行してくれる場合もあるため便利です。
不用品回収業者へ依頼して引き取り
原付バイクの処分方法として、不用品回収業者への依頼があります。原付バイク以外の不用品も一緒に処分できるのが大きなメリットでしょう。
深夜や早朝の対応も可能な業者が多く、依頼者の都合に合わせやすい点が特徴です。
バイク処分業者で引き取り
原付バイクの処分方法の一つに、バイク処分業者への依頼があります。専門業者なので原付バイクの状態を適切に判断し、無料引き取りにも対応する場合が多いです。
また、再利用可能な原付バイクのパーツは海外輸出などで活用されるため、環境にも優しい処分方法です。
知人・友人やフリマサイトで売却
原付バイクの処分方法の6つ目は、個人間取引での売却です。比較的状態の良い原付バイクであれば、フリマサイトでの売却も視野に入れられるでしょう。
ただし、廃車証明書や譲渡証明書の準備が必要なほか、配送方法にも気を配る必要があります。
バイクショップで下取り
原付バイク処分の手段として、バイクショップでの下取りがあります。新しい原付バイクを購入する予定がある場合は、購入価格から下取り額を差し引けるのが魅力です。
バイクショップによって下取り条件は異なるものの、原付バイクの整備状態が良ければ査定額がアップする可能性も高いでしょう。
「処分方法別」原付バイクを処分する流れ
原付バイク処分の具体的な流れを6つの方法別に紹介します。
- 指定引取場所へ持ち込む流れ
- 廃棄二輪車取扱店で回収する流れ
- 買取業者で売却する流れ
- 不用品回収業者で引き取る流れ
- バイク処分業者で引き取る流れ
- バイクショップで下取りする流れ
各方法の具体的な手順を順番に見ていきましょう。
指定引取場所へ持ち込む流れ
原付バイク処分における具体的な流れの1つ目として、指定引取場所へ持ち込む流れを解説します。
- 事前に対象車両か確認し、廃車手続きを完了
- 持ち込みに必要な書類(廃車証明書など)を準備
- 指定引取場所へ原付バイクを持ち込み
- リサイクル料金なしで引き取りが完了
指定引取場所へ持ち込む方法は手間はかかりますが、費用をかけずに処分できる方法です。
廃棄二輪車取扱店で回収する流れ
原付バイク処分方法の選択肢の中で、廃棄二輪車取扱店での回収手順について解説します。
- 廃車手続き後に最寄りの取扱店へ連絡
- 処分費用の見積もりを取得
- 回収日時を決定し、必要書類を準備
- 自宅での引き取り完了
廃棄二輪車取扱店での回収は専門店のため、適切に原付バイクを処分してもらえるでしょう。
買取業者で売却する流れ
原付バイク処分方法として、買取業者で売却する流れを見ていきましょう。
- 複数の買取業者に査定依頼
- 出張査定日時の調整
- 査定額の提示と価格交渉
- 契約締結と代金受け取り
状態の良い原付バイクなら、収入を得られる可能性も十分にあります。
不用品回収業者で引き取る流れ
原付バイク処分の選択肢の一つである、不用品回収業者で引き取る流れは以下の通りです。
- 複数業者から見積もりを取得
- 古物商許可証や料金体系の確認
- 回収日時と料金の確定
- 自宅での引き取り完了
不用品回収業者は、原付バイクと他の不用品と一緒に処分できる利便性の高さが特徴です。
バイク処分業者で引き取る流れ
原付バイクを処分する流れの6つ目は、バイク処分業者で引き取る流れです。
- オンラインまたは電話で申し込み
- 引き取り希望日時の調整
- 必要書類の準備確認
- 自宅での引き取り完了
バイクショップで下取りする流れ
原付バイク処分の方法として、最後にバイクショップで下取りする流れを解説します。
- 新車購入予定のバイクショップへ相談
- 下取り査定額の確認
- 購入車両との価格調整
- 契約完了と引き渡し
バイクショップで原付バイクを下取りに出す方法は、新車購入と同時に処分できる便利さが特徴です。
原付バイクの処分費用相場
原付バイクの処分費用は選んだ方法によって大きく異なります。以下に原付バイク処分方法別の費用相場をまとめました。
- 指定引取場所への持ち込み:0円(無料)
- 廃棄二輪取扱店での引き取り:2,000円〜10,000円
- 買取専門業者への売却:0円(状態により買取金額あり)
- 不用品回収業者での処分:5,000円〜15,000円
- バイクショップでの下取り:0円(新車購入時の値引きあり)
- フリマアプリでの売却:0円(売却益の可能性あり)
最も費用を抑えるなら指定引取場所への持ち込みがおすすめです。また、原付の状態が良ければ買取専門業者に依頼することで逆に収入を得られる場合もあります。
原付バイクのおすすめ買取業者6選
原付バイク処分を買取で行う場合のおすすめ業者6社を紹介しますので、各買取業者の特徴を順番に見ていきましょう。
CTN
出典:ctn-net.jp
原付バイクのおすすめ買取業者6選の1社目として、CTNがあります。原付バイクの処分を検討している方へ365日無料出張査定を行い、最短即日での現金化が可能です。
特殊なカスタム車両にも対応しており、専門スタッフによる丁寧な査定も特徴です。修理やメンテナンス歴もプラス査定の対象となるため、高額買取が期待できるでしょう。
バイクランド
原付バイクのおすすめ買取業者には、バイクランドもあります。原付バイク処分時の廃車手続きも無料で代行し、不動車でも出張査定に対応しています。
全国展開で地域を問わず査定可能なうえ、買取価格保証システムで安心感があるでしょう。また、出張費用や査定料も一切かからず、急ぎの処分でも即日対応が可能です。
オフバイクル
原付バイクのおすすめ買取業者として、オフバイクルが含まれます。原付バイク処分の相場より高値での買取を実現し、エリア別の専門スタッフが丁寧に対応しているのが魅力です。
メーカー問わず査定可能で、事故車や不動車も積極的に買取を行っています。独自の流通ネットワークを活用し、高額査定を実現しています。
バイク王
出典:8190.jp
原付バイクのおすすめ買取業者には、実績豊富なバイク王も入っています。原付バイク処分では業界トップクラスの査定実績を誇り、買取台数も国内最大級の規模となっています。
全国どこでも無料出張に応じ、最短30分での査定完了が可能です。豊富な買取実績を基にした適正価格での査定に定評があります。
バイクワン
出典:bikeone.jp
原付バイクのおすすめ買取業者として、バイクワンがあります。原付バイク処分の際の事務手続きをすべて無料で代行し、面倒な手続きの手間を省くことが可能です。
カスタムパーツの査定にも対応しており、オリジナルパーツは別途保管にも応じています。また、バイクワン独自の流通網により、高額買取を実現しています。
カチエックス
出典:katix.co.jp
原付バイクのおすすめ買取業者の最後は、カチエックスです。出張買取と店頭買取の両方に対応し、柔軟なサービス体制を整えているのが特徴です。
また、カチエックスは定期的にキャッシュバックなどのキャンペーンを実施しているので、最新キャンペーンをこまめに確認しておくのもおすすめです。
原付バイクを高価買取してもらうコツ
原付バイクの処分を高価買取してもらうコツは以下の3つです。
- 相場価格を把握しておく
- 需要が高まる時期を見計らう
- メンテナンス・整備を欠かさない
買取価格を上げるコツを解説します。
相場価格を把握しておく
原付バイクを高価買取してもらうコツの1つ目として、相場価格を把握しておくことがあります。
専門の一括査定サイトを活用することで、複数店舗の買取価格を比較できるでしょう。実際の買取額は車種や年式によって大きく変動するため、バイク専門サイトで情報収集を行うのがおすすめです。
需要が高まる時期を見計らう
原付バイクを高価買取してもらうコツの中でも、需要が高まる時期を見計らう点は大切です。
春から夏にかけては原付バイクの需要が上昇するため、買取価格も上がる傾向にあるでしょう。
逆に冬場は原付処分の依頼が増えて買取価格が下がりやすいため、季節を選ぶことが大切です。
メンテナンス・整備を欠かさない
原付バイクを高価買取してもらうコツとして、メンテナンス・整備を欠かさないという点が挙げられます。
定期的なオイル交換やタイヤの空気圧チェックなどの基本整備が、買取価格に大きく影響するのは間違いありません。
原付バイクを処分する際に気を付けたい注意点
原付バイクを処分する際に気を付けたい注意点として、以下の8つがあります。
- 自治体(市役所など)でのバイク処分は期待できない
- 原付のナンバープレートは役所に返納して処分
- 廃車証明書は後から必要になる
- 原付バイクの処分は3月までに済ませる
- 自賠責保険について確認する
- 不用品回収業者は会社の実態や口コミを確認する
- フリマサイトで売却する際は専門の輸送業者を利用する
- 知人・友人に売却する際は廃車証明書・譲渡証明書が必要
各注意点について詳しく解説します。
自治体(市役所など)でのバイク処分は期待できない
原付バイクを処分する際に気を付けたい注意点として、自治体でのバイク処分は期待できない点があります。
市区町村では原付バイクの受け入れを行っていないため、他の処分方法を検討する必要があるでしょう。
原付のナンバープレートは役所に返納して処分
原付バイクを処分する際に気を付けたい注意点には、原付のナンバープレートは役所に返納して処分する点があります。
原付のナンバープレートを取り外す際は、マイナスドライバーを使用して四隅のビスを外すのがポイントです。
廃車証明書は後から必要になる
原付バイクを処分する際に気を付けたい注意点として、廃車証明書は後から必要になる点があります。
原付バイクの廃車証明書が必要となるケースには以下があります。
- 自賠責保険の解約手続き
- 売却時の名義変更
- 譲渡時の所有者変更
- 再登録時の証明
廃車証明書は大切に保管しておきましょう。
原付バイクの処分は3月までに済ませる
原付バイクを処分する際に気を付けたい注意点の中に、3月までに処分を済ませる点があります。
4月1日時点で廃車手続きが完了していない場合、1年分の軽自動車税が発生してしまうため注意が必要です。
税金の無駄な支払いを防ぐために、余裕を持った処分計画を立てることがおすすめです。
自賠責保険について確認する
原付バイクを処分する際に気を付けたい注意点の一つに、自賠責保険の確認があります。保険期間が残っている場合は解約手続きを行うことで、保険料の一部が返還される可能性が高いでしょう。
不用品回収業者は会社の実態や口コミを確認する
原付バイクを処分する際に気を付けたい注意点として、不用品回収業者は会社の実態や口コミの確認があります。
一部の悪徳業者は、追加料金を要求したり不法投棄を行ったりする危険性があるため、事前の確認が不可欠です。
許可証や事業所の所在地、過去の利用者の口コミをチェックすることで、安心できる業者を選ぶことができるでしょう。
フリマサイトで売却する際は専門の輸送業者を利用する
原付バイクを処分する際に気を付けたい注意点には、フリマサイトで売却する際は専門の輸送業者の利用があります。
一般的な宅配便では原付バイクの配送に対応していないため、専門の輸送業者を利用する必要があるでしょう。
また、専門の輸送業者であれば適切な梱包と輸送で、安全な取引が期待できます。
知人・友人に売却する際は廃車証明書・譲渡証明書が必要
原付バイクを処分する際に気を付けたい注意点として、知人・友人に売却する際は廃車証明書・譲渡証明書が必要な点があります。
名義変更には廃車証明書と譲渡証明書の両方が必須となるため、書類の準備を忘れないようにしましょう。
原付バイクの部品を処分する方法
原付バイクの部品を処分する方法として、以下の3つがあります。
- バッテリーは不用品回収・バイクショップ
- マフラーは自治体
- タイヤは専門店
部品別の正しい処分方法を順番に確認していきましょう。
バッテリーは不用品回収・バイクショップ
原付バイク処分の部品別方法の中でバッテリーは、不用品回収・バイクショップです。原付バイクのバッテリーには鉛や硫酸が含まれているため、専門業者による適切な処理が必要です。
回収料金は業者によって異なるものの、多くの場合は無料で引き取りに応じてくれます。処分時は事前に回収条件や料金を確認することをおすすめします。
マフラーは自治体
原付バイク処分の部品別方法において、マフラーは自治体に持ち込みましょう。マフラーは金属類として自治体の一般ごみや粗大ごみでの回収が可能でしょう。
ただし、自治体によって受け入れ可能なサイズが異なる点に注意が必要です。基本的には無料での回収に応じてくれるでしょう。
タイヤは専門店
原付バイク処分の部品別方法の中でもタイヤは専門店です。タイヤ販売店やバイクショップでは、新品購入時に使用済みタイヤの引き取りに対応してくれるでしょう。
タイヤ1本あたり数百円程度の処分料金が発生する場合もある点は覚えておきましょう。
原付バイクの処分に関するよくある質問
原付バイク処分に関する疑問点について回答します。
バイク1台だけでも不用品回収業者で引き取ってもらえる?
原付バイク1台からでも不用品回収業者に依頼可能です。多くの業者が単体での引き取りに対応しているため、見積もりを取って比較検討するのがおすすめ。
引き取り時に他の不用品も一緒に処分できるので、まとめての回収も効率的でしょう。
保険・税金は原付バイク処分後にどうなる?
原付バイク処分後、自賠責保険は解約手続きを行うことで残期間分が返還されます。廃車手続きを3月末までに完了すれば、次年度からの軽自動車税は発生しないのがポイントです。
手続き忘れを防ぐため、廃車証明書の取得後すぐに保険会社へ連絡しましょう。