その理由や対策が知りたい、、、
着物の相場が安くても、大切にしてきた着物は少しでも高く売りたいですよね。
この記事では中古の着物買取の相場が安い理由や原因、おすすめの業者等について詳しく解説していきます。
- 買取価格に期待できない理由
- 買取の相場が安い原因
- 高価買取が狙える着物の特徴
- 安く買取させない方法
- 買取時の注意点
- おすすめの業者4選
目次
安いのは当たり前?着物の買取価格に期待してはいけない理由
着物の買取価格は安いのが当たり前であり、期待してはいけない理由は以下の4つです。
- 基本的に購入時の価格にはならない
- 買取事例ほどの価格になることは珍しい
- 着物の需要が減少傾向にある
- 昔の着物は小さめに作られている
順に解説します。
基本的に購入時の価格にはならない
着物の買取価格が安い・期待してはいけない理由の1つ目は、基本的に購入時の価格にはならないことです。
着物は購入した時点で中古品扱いになります。数百万円の高い着物だったとしても、購入すれば中古の着物になり、価値は一気に下がって安い買取額になってしまいます。
そのため購入した時と同じ価格で買い取ってもらうことは難しいでしょう。また着物自体の需要が落ちてきていることも、着物の買取価格低下に繋がっています。
買取事例ほどの価格になることは珍しい
着物の買取価格が安い・期待してはいけない理由として、買取事例ほどの価格になることは珍しいことも挙げられます。
業者の公式HPを見ると買取事例が載っていますが、これはあくまで着物の状態がとても良かったり、ブランド物で着物に大きな価値があったりする場合が多いです。
買取価格は買取後に業者が販売する価格から算出されます。着物の価値が下がっている今、HPに記載されている事例ほどの価格で買い取ってもらうことは難しく、どうしても安い金額になります。
買取に出す前に買取事例に目を通すと思いますが、参考程度にしましょう。
着物の需要が減少傾向にある
着物の買取価格が安い・期待してはいけない理由の3つ目は、着物の需要が減少傾向にあることです。
今は洋服が主流であり、昔のように着物を着る機会がほとんどなく、着物業界も縮小している現状があります。
需要が減少していると業者も高く売ることができないので、結果買取価格も安くなってしまいます。
昔の着物は小さめに作られている
着物の買取価格が安い・期待してはいけない理由には、昔の着物は小さめに作られているということもあります。
今と比べて昔は男女ともに平均身長が低かったため、着物も小さく作られているのです。大きいものよりも小さいものの方が直す時に高コストなので、その分を考慮した価格での買取になります。
着物の買取価格が安い6つの原因
着物の買取価格が安い6つの原因は以下の通りです。
- 購入から10年以上経った着物は価値が下がる
- シミや汚れが目立って状態が悪い
- 生地の価値が低い
- サイズが小さい
- 証紙や落款を付けずに査定に出した
- 査定員が着物の価値を見極められていない
順に解説します。
購入から10年以上経った着物は価値が下がる
着物の買取価格が安い原因の1つ目は、購入から10年以上経った着物は価値が下がることです。
着物は10年も経つと価値がガクンと下がってしまい、買い手がつきません。さらに上記でも記述した通り、着物全体の価値も落ちているので買取価格は大幅に減少してしまいます。
中には骨董品としての価値があり高額買取の場合もありますが、とても稀なことで基本的には価値は低くなります。
シミや汚れが目立って状態が悪い
着物の買取価格が安い原因として、シミや汚れが目立って状態が悪いことも挙げられます。
ずっとしまっていた着物はシミやカビが生えやすく、気づいたらシミだらけなんてこともあります。
また普段から使用していても裾元・袖元あたりは汚れていても気づきにくいです。どちらにせよ、時間が経っている着物は状態が悪くなりやすいので、その場合ほとんど値段がつかない可能性が高いです。
生地の価値が低い
着物の買取価格が安い原因の3つ目は、生地の価値が低いことです。着物の生地には正絹やポリエステル・ウールの化学繊維などがあります。
正絹は販売価格も高いですが、買取時も比較的高額で買い取ってもらえます。逆に化学繊維の着物はリーズナブルなので買取価格も大幅に下がってしまうのです。
サイズが小さい
着物の買取価格が安い原因には、サイズが小さいこともあります。先ほども書きましたが、昔の着物は平均身長の関係で小さく作られています。
そのままのサイズだと買い手が付かないので、需要がなく価値が低いです。
証紙や落款を付けずに査定に出した
着物の買取価格が安い原因の5つ目は、証紙や落款を付けずに査定に出したことです。
証紙は以下の3つが書かれている布です。
- 伝統工芸品であること
- 着物の産地
- 記事の品質
落款は落成款識の略語で着物に押された印鑑や刺繍のことを指します。証紙と落款の2つが着物の価値を証明してくれるものなので、証紙や落款がないと買取価格は下がってしまいます。
査定員が着物の価値を見極められていない
着物の買取価格が安い原因の最後は、査定員が着物の価値を見極められていないことです。
スタッフに着物の知識がなかったり、故意に価格を下げてきたりする場合があります。
まずは古物商の許認可があるか、業者の所在地がはっきりしているかなど調べてから買取するようにしましょう。
高価買取が狙える着物の特徴
高価買取が狙える着物の特徴は以下の3つです。
- 高級素材で作られた着物
- ブランドものの着物
- 保存状態が良い着物
順に解説します。
高級素材で作られた着物
高価買取が狙える着物の特徴1つ目は、高級素材で作られた着物です。着物の生地には以下の4つがあります。
- 正絹
- 木綿
- 麻
- ポリエステル・ウール
この中でも特に正絹は高級な素材のため、正絹でできている着物は高く売れる傾向にあり、逆にポリエステルやウールは安いです。
一度売りたい着物の生地を確認して見ると良いでしょう。
ブランドものの着物
高価買取が狙える着物の特徴として、ブランドものの着物も挙げられます。先ほど解説した証紙や落款がついていると、ブランドものの着物になるので高く買い取ってもらえます。
証紙に記載してある産地や落款が有名作家のものだと価値は一気に上がるのです。
保存状態が良い着物
高価買取が狙える着物の特徴には、保存状態が良い着物もあります。シミやカビ、汚れがない着物であれば高めに買い取ってもらえる可能性が高いです。
売ろうと思っている着物があれば、タンスに入れっぱなしにせず出して空気に触れさせたり汚れが付かないように気をつけたりしましょう。
着用した着物より未使用の方が高く売れます。
着物を安い価格で買取させない方法
着物を安い価格で買取させない方法は以下の4つです。
- 需要のある時期に売る
- 正しく丁寧に保管する
- クリーニングに出して綺麗にしておく
- 素性がわからない業者で売らない
順に解説します。
需要のある時期に売る
着物を安い価格で買取させない方法1つ目は、需要のある時期に売ることです。需要が下がってる着物でも、時期によっては需要が増えて高価買取に繋がる場合があります。
着物を使う時期は以下の通りです。
- 入学式...4月
- 卒業...3月
- 成人式...1月
- 結婚式...6月(多くなる月)
上記の時期よりも2ヶ月前くらいが買取の需要が高まる時期になります。つまり11月〜4月あたりが高価買取してもらいやすいです。
正しく丁寧に保管する
着物を安い価格で買取させない方法には、正しく丁寧に保管することもあります。綺麗な状態の方が同じ着物でも高く買い取ってもらえます。
着物は洋服よりも汚れやすいので、風通しを良くしたり丁寧に畳んで置いたりと工夫をして綺麗に保ちましょう。
また着物の保管時に使うたとう紙を利用するのも一つの手です。たとう紙は着物と一緒に査定に出すプラスで買い取ってもらえますよ。
クリーニングに出して綺麗にしておく
着物を安い価格で買取させない方法として、クリーニングに出して綺麗にしておくことも挙げられます。
素人では落とせない汚れを落として綺麗な状態にすることで買取額がアップします。ただしこれは高価な着物の場合のみ有効です。
安い着物だと買取額の上がり幅よりもクリーニング代の方が高くついてしまうからです。
素性がわからない業者で売らない
着物を安い価格で買取させない方法の4つ目は、素性がわからない業者で売らないことです。
着物の価値を見極めるには専門的な知識や目利きが必要です。業者選びを適当に行ってしまうと、着物に正確な値段をつけてもらえず買い叩かれてしまうこともあります。
そうならないためにも公式HPをよく読み、所在地がある会社や誰もが聞いたことある会社だと安心して買取に出せます。
着物を買取に出す際に注意したいポイント
着物を買取に出す際に注意したいポイントは以下の4つです。
- 自宅に営業をかけてくる業者には気を付ける
- クーリングオフ制度は出張買取しか利用できない
- 買取に出すタイミングを考える
- 査定に出す前に業者の買取実績をチェックする
順に解説します。
自宅に営業をかけてくる業者には気を付ける
着物を買取に出す際に注意したいポイント1つ目は、自宅に営業をかけてくる業者には気を付けることです。
不用品を買い取ると電話をして、実際に自宅に訪問すると宝石や貴金属を強引に安い金額で買い取っていくという手口の業者がいます。
悪徳の業者に当たらないためにも急に自宅に来た営業に頼むのはやめておきましょう。
クーリングオフ制度は出張買取しか利用できない
着物を買取に出す際に注意したいポイントとして、クーリングオフ制度は出張買取しか利用できないことも挙げられます。
クーリングオフとは、規定の期日内ならば契約を無しにできる制度です。店舗買取や宅配買取では使えないので気をつけてください。
買取に出すタイミングを考える
着物を買取に出す際に注意したいポイント3つ目は、買取に出すタイミングを考えることです。
タイミングによって着物の需要が変わるので、それに伴い買取額も増減します。「着物を安い価格で買取させない方法」に需要が増える時期を記載しているので参考にしてみてください。
また着物にも袷や単衣といった種類によっても売るタイミングが変わってくるので、手持ちの着物の種類を知る必要があります。
査定に出す前に業者の買取実績をチェックする
着物を買取に出す際に注意したいポイントには、査定に出す前に業者の買取実績をチェックすることもあります。
多くの実績があればそれだけたくさんの人が買取をしたということなので、査定の技術や買取額、スタッフの対応などが良かったということになります。
安い金額で買取にならないように、買取時には業者の実績や買取価格を確認しましょう。
着物買取におすすめの業者4選
着物買取でおすすめの業者4選を順に紹介します。買取の際にはぜひ参考にしてみてください。
ザゴールド
出典:the-gold.jp
ザゴールドは、着物や宝石、貴金属などを取り扱っている業者です。シミや色褪せた着物や証書がない着物でも買取可能です。
また値段がつかなかった着物の無料引き取りや、クーリングオフの対応もしっかりと公式HPに記載されているので、安心して買取に出せます。
さらに交通費やキャンセル料などが無料なので、査定額から手数料が引かれて安い買取価格になってしまう心配がありません。
汚れていて買い取ってもらえるかわからない着物を持っている方にもおすすめです。
福ちゃん
福ちゃんは、着物を含めた買取実績が800万点もある業者です。着物はもちろん、一緒に使う帯や和装小物なども査定してくれます。
経験豊富な鑑定士が価値を見極めてくれるので、安い買取価格になりがちな着物でも、福ちゃんなら高価買取が期待できるでしょう。
査定料はかからないので納得いかなければキャンセルも可能です。実績がたくさんある業者に買取に出したい方におすすめです。
バイセル
バイセルは、東証上場でテレビCMも行っている着物買取の業者です。販売店を持ってるため、着物の高価買取が期待できます。
また店舗も全国にあり駅から徒歩圏内に位置しているため、店舗買取でも持ち運びが簡単です。
店舗買取は査定額の交渉がしやすいので、思っていたよりも安い買取価格の場合、交渉次第で高価買取に繋げられます。
さらに出張買取では最短で即日でも対応してくれるので、忙しい方におすすめです。
着物10
着物10は、着物買取に力を入れている業者です。着物だけでなく、袴や振袖も買い取ってくれます。
また買取決定率も98.8%と高確率で買取を行っており、丁寧な対応という口コミも見受けられました。
査定時には細かいところまで目を通して見極めてくれるので、安いと思っていた着物に高値がつくこともあります。
公式HPに査定額と鑑定士のコメントが載っていて、買取時の参考になるので一度目を通して見てください。
スタッフとしっかりやりとりして買取に出したい方におすすめです。