トラックの買取相場【メーカー毎に解説】

トラックを高額買取してほしいけど、サイズや種類によって異なる買取相場が気になる人も多いでしょう。

この記事ではトラックの買取相場や、おすすめの買取業者等について詳しく解説していきます。

 

【サイズ別】トラックの買取相場

トラックの買取相場を、以下のサイズ別に紹介します。

一つずつ見ていきましょう。

小型トラック（2t）

小型トラック（2t）の買取相場は約30～90万円です。2トン前後のトラックは、小回りも効くため中古でも需要があります。

しかし小型のトラックは長距離の走行をメインとしていないため、走行距離が長いほど買取額も低くなる傾向です。

走行距離が10万kmを超えると、査定額が大幅に下がると考えておくと良いでしょう。

中型トラック（4t）

中型トラック（4t）の買取相場は、約100～150万円が相場になります。4トントラックは載せられる荷物の量が多く、引っ越しや配送業者も利用している車両です。

長距離運行にも耐えられる車体となっており、走行距離が長い場合でもさほど査定額に影響はありません。

大型トラック（10t）

大型トラック（10t）の買取相場は約500～900万円です。中距離から長距離輸送を目的とした大型のトラックは、海外からも人気が高くなっています。

他のトラックに比べて耐久性が高いことから、低年式や走行距離が長い車両でも高額買取が狙えます。

【メーカー別】トラックの買取相場

トラックの買取相場を、以下のメーカー別に解説します。

詳しく見ていきましょう。

日野

日野のトラックの買取相場は以下のとおりです。

種類	買取相場
デュトロ	115万円
レンジャー	220万円
プロフィア	360万円

日野自動車では、小型から大型まで幅広いサイズや種類のトラックを販売しています。エンジンが強くて故障しにくいため、中古でも高価買取が狙えるメーカーです。

特に新作モデルが発表される7～8月は、中古の買取額が高くなる傾向があるため、売却を考えている人はタイミングを見て買取してもらいましょう。

いすゞ

いすゞのトラックの買取相場を紹介します。

種類	買取相場
エルフ	69万円
フォワード	220万円
ギガ	280万円

いすゞのトラックは、国内の販売台数No.1を誇っています。世界150か国以上に展開しており、海外でも人気のあるメーカーです。

三菱ふそう

三菱ふそうのトラックの買取相場は次のようになっています。

種類	買取相場
キャンター	155万円
ファイター	200万円
スーパーグレート	370万円

三菱ふそうは、2003年に三菱自動車工業株式会社から独立したメーカーです。長時間運転しても疲れないシートなど、長距離ドライバーに愛されるトラック作りに力を入れています。

海外からの人気も高いため、中古でも高価買取が狙えるメーカーです。

UDトラックス

UDトラックスが扱うトラックの買取相場は以下のとおりです。

種類	買取相場
カゼット	139万円
コンドル	260万円
クオン	350万円

UDトラックスは、埼玉県に本社を置くトラック・バスなどを販売するメーカーです。強力なエンジンが特徴で、スムーズな発進が可能。

高級感のあるインテリアにも定評があり、中古でも高額買取されています。

買取需要が高いトラックの種類一覧

買取需要が高いトラックの種類を一覧にして紹介します。

一つずつ見ていきましょう。

クレーン

買取需要が高いトラックの種類として、クレーンが挙げられます。クレーン車は主に重たいものを吊り上げて移動させる車の事です。

クレーン車には、主に以下の種類があります。

クレーン車は国内外で人気があるため、買取需要も高くなっています。

セーフティ・セルフ

買取需要が高いトラックの種類の2つ目はセーフティ・セルフです。セーフティローダーとは、主にバイクや車、重機などの車両を運ぶトラックを指します。

一方、荷台部分のみを傾斜させて荷物の積み下ろしをするセーフティローダーと似ているのが、セルフローダーです。

セルフローダーは、トラックの運転席があるキャビンごと傾斜させ、荷物を積み下ろしていきます。

どちらも工場現場や建設現場で重宝され、高価買取が狙える車両です。

ダンプ

買取需要が高いトラックの種類は、ダンプです。ダンプは、人力を使わずに荷物を一気に下ろすことができるトラックを指します。

工事現場や建設現場に、土などを運び入れるときに重宝します。ダンプの主な種類は以下のとおりです。

どのダンプも需要が高いため、高価買取が期待できるでしょう。

穴掘建柱車

買取需要が高いトラックの種類として、穴掘建柱車が挙げられます。穴掘建柱車とは、クレーンの先にスクリューが装備された特殊車両のことです。

電柱を立てる際や、信号機や標識を立てる際に活躍します。アタッチメントを交換するとさまざまな用途に使用できるため、中古でも需要の高い車両です。

軽トラック

買取需要が高いトラックの種類の5つ目は、軽トラックです。小回りが利く軽トラックは、個人で所有することもある人気の車両です。

農業やアウトドアでも活用しやすく、多くの荷物が運べるのが特徴。海外での人気も高いため、買取額も高くなるケースが多いです。

高く買取してもらいやすいトラックの特徴

高く買取してもらいやすいトラックの特徴は以下の4つです。

詳しく解説します。

個人で所有しているトラック

高く買取してもらいやすいトラックの特徴は、個人で所有しているトラックです。法人で所有しているトラックは走行距離が長く使用頻度も高い傾向があり、個人で所有しているトラックよりも安くなる場合があります。

個人所有の場合は一人で利用するため、走行距離や傷なども少ないのが高価買取されやすい理由です。

特に、個人で所有している小型のトラックは、買取額も高額になるケースが多いでしょう。

車検がしばらく残っているトラック

高く買取してもらいやすいトラックの特徴として、車検がしばらく残っているトラックが挙げられます。

車検が残っている車がすぐに販売でき、買い手も付きやすいため高額買取されることが多いです。

車検ギリギリや車検切れの車両は、買取額も低くなってしまうので注意しましょう。

エンジンに不調が生じていないトラック

高く買取してもらいやすいトラックの特徴の3つ目は、エンジンに不調が生じていないトラックです。

エンジンに不調があるトラックは、どんなにキレイで状態が良くても買取額は低くなります。

トラックは大きさごとに定期点検が義務付けられているので、必ずエンジンを確認しておくようにしましょう。

また、定期点検時に記録される「整備記録簿」は、トラックを大切にメンテナンスしてきた証にもなるため、大切に保管しておきましょう。

今まで事故歴がないトラック

高く買取してもらいやすいトラックの特徴は、今まで事故歴がないトラックです。トラックが事故を起こしてしまうと、フレームに歪みが生じて走行に影響が出る場合があります。

いくら修繕しても安全性が高いとは言えず、高価買取に繋がらないケースが多いです。

トラックを高く買取してもらうためのコツ

トラックを高く買取してもらうためのコツは7つあります。

順を追って解説します。

トラックの買取実績が豊富な専門業者に査定してもらう

トラックを高く買取してもらうためのコツは、トラックの買取実績が豊富な専門業者に査定してもらうことです。

トラックの査定は、車の状態やメーカー、年式などをくまなくチェックする必要があります。

トラックの買取実績が豊富な専門業者なら、トラックのことを知り尽くした査定士が丁寧に査定してくれるでしょう。

トラックの市場価値なども考慮した価格を提示してくれるため、高価買取が狙える可能性があります。

1社だけでなく複数者に査定してもらう

トラックを高く買取してもらうためのコツとして、1社だけでなく複数者に査定してもらうことが挙げられます。

トラックの査定額は、業者によって大きく異なります。一つの業者で決めてしまうと、査定額が低いことに気付かず、損をしてしまうこともあるでしょう。

複数の業者に依頼をすれば、トラックの買取相場や業者の対応などがよくわかります。納得のいく価格で気持ちよく売却するためにも、査定は複数の業者に依頼するようにしましょう。

買取だけではなく販売まで行う業者を選ぶ

トラックを高く買取してもらうためのコツの3つ目は、買取だけではなく販売まで行う業者を選ぶことです。

買取から販売まで行っている業者なら、販売までの中間マージンを省いた価格で買取額を提示してくれます。

さらに海外にまで販路を持つ業者なら、より幅広く販売できるため高価買取が狙えます。

トラックの取扱説明書も用意しておく

トラックを高く買取してもらうためのコツとして、トラックの取扱説明書も用意しておくことが挙げられます。

新車のトラックを購入した際に付いていた、トラックの取扱説明書があると、買取額がアップする可能性があります。

架装トラックの場合は、架装メーカーの取扱説明書も用意しておきましょう。もし紛失してしまった場合は、ディーラーやメーカーに一度問い合わせてみることをおすすめします。

トラックのパーツなど付属品を揃えておく

トラックを高く買取してもらうためのコツは、トラックのパーツなど付属品を揃えておくことです。

トラックを架装している場合は、取り外している純正パーツがないか確認しておいてください。

買取の際に、純正パーツや付属品などを揃えて提示すると、買取額が高くなる可能性があります。

トラックに手を加える際には、できるだけ純正パーツを手元に残しておくようにしましょう。

車の清掃や消臭をしてから査定してもらう

トラックを高く買取してもらうためのコツの6つ目は、車の清掃や消臭をしてから査定してもらうことです。

トラックの車内に臭いが残っていると、査定時にマイナスの印象を与えかねません。とくにたばこの臭いなどが残っている場合は、拭き掃除や消臭などを行い、車内をキレイにしておきましょう。

買取相場が高い時期を狙う

トラックを高く買取してもらうためのコツとして、買取相場が高い時期を狙うことが挙げられます。

トラックの買取は、11～12月と3～4月頃に買取額が高くなる傾向です。11～12月は物流が盛んになるため、1年で最もトラックが必要な時期ともいわれています。

トラックの需要が高まるため、11～12月前後は買取額も高くなります。さらに3～4月は引っ越しシーズンのため、引っ越しなどで使用するトラックの需要が高まる季節です。

2月あたりから買取額が上がってくるので、タイミングを見計らって買取を行ってください。

トラックを売る時期はいつがいい？

トラックを売る時期はいつがいいのかを、以下の項目に分けて解説します。

一つずつ見ていきましょう。

走行距離が40万kmを超えたら

トラックを売る時期は、走行距離が40万kmを超えたくらいが目安です。普通車は走行距離が10万kmほどが売却の目安になりますが、トラックの場合は40万kmくらいが目安になります。

70万kmを超えると故障も増えて買取価格も落ちてくるため、40～70万kmを目安に売却するのがおすすめです。

購入してから10〜15年程度

トラックを売る時期は、購入してから10～15年程度がベストといえます。普通車の場合は新車購入から3～5万円程度が目安といわれていますが耐久性の高いトラックは10～15年が目安です。

できるだけ早い時期に売却した方が高価買取を狙えるので、使用しないトラックや買い替えを検討している場合は早めに買取を依頼しましょう。

新しい車種が発表される前に

トラックを売る時期は、新しい車種が発表される前がおすすめです。新しい車種が発表されると、旧モデルは買取額が下がってしまいます。

できるだけ高額での買取を狙うなら、モデルチェンジ前に売却すると良いでしょう。

トラックを査定・買取してもらうときの注意点

トラックを査定・買取してもらうときの注意点をまとめました。

上記の6つを見ていきましょう。

買取契約後の減額がないかを確認する

トラックを査定・買取してもらうときの注意点は、買取契約後の減額がないかを確認することです。

見積もりで提示された査定額以降に、買取額が減額されてしまうケースもあります。たとえば、説明していなかった修復歴が発覚した場合などです。

しかし中には悪徳な業者が、なにかしらの問題点を指摘して減額してしまうこともあるでしょう。

買取契約後に査定額を変更されたくない場合は、二重査定を行っていない業者を選ぶのがおすすめです。

キャンセル料が高額でないか確認する

トラックを査定・買取してもらうときの注意点として、キャンセル料が高額でないか確認することが挙げられます。

トラックを査定後にやはり売却をしたくない場合や、他の店と査定額を比較した際にキャンセルすることもあるでしょう。

キャンセルの際に料金がかかる業者の場合は、金額が高額でないか事前に確認しておくことが大切です。

あまりにも高額な料金を請求された場合は、すぐに承諾せず消費者センターへ相談してください。

入金方法やいつ入金されるのかを確認する

トラックを査定・買取してもらうときの注意点として、入金方法やいつ入金されるのかを確認しておきましょう。

トラックを引き取ってもらったあと、なかなか入金されないなどのトラブルも多発しています。

トラック買取の支払いは、現金または銀行振り込みが一般的です。銀行振り込みの場合は、買取契約から3～5日後に振り込まれることが多いです。

なかなか入金がされないなどのトラブルを避けるためにも、事前に入金方法や入金日を確認しておく必要があります。

もしトラブルに巻き込まれた場合は、消費者センターなどへ相談しましょう。

強引な買取契約やしつこい電話営業がある業者は避ける

トラックを査定・買取してもらうときの注意点の4つ目は、強引な買取契約やしつこい電話営業がある業者は避けることです。

悪徳な業者は「今なら買取金額をアップします」などと謳って、今すぐ売却させようとする場合があります。

中古トラックの買取はクーリングオフができないため、急かされて契約してしまうとキャンセルが難しくなってしまいます。

買取を急かされた場合でも、すぐに契約をせずによく検討してから買取してもらうようにしてください。

3月は自動車税に注意する

トラックを査定・買取してもらうときの注意点として、3月は自動車税に注意することが挙げられます。

自動車税は、毎年4月1日にトラックを所有している人に課せられる税金です。3月に急いで売却しても、3月中に売却が間に合わずに自動車税を課せられてしまう可能性があります。

トラックはできるだけ3月よりも前に売却をし、3月に売却する際には買取業者と時期をよく話し合ってから買取してもらうようにしましょう。

モデルチェンジは買取相場が下がる

トラックを査定・買取してもらうときの注意点は、モデルチェンジは買取相場が下がることです。

トラックなどの車両は、新しいモデルが出ると、旧モデルの買取額が下がってしまいます。モデルチェンジの発表が出た時点で査定額に影響が出てしまうため、モデルチェンジ発表前に売却するのがおすすめです。

トラック買取おすすめランキング3選

トラック買取におすすめの業者を3社紹介します。

トラックファイブ

出典：truck-five.com

トラック査定方法（買取業者か一括査定か）	買取業者
出張査定対応エリア	全国
コールセンターの受付時間	9:00〜19:00
不動車・事故車の買取可否	可能
主な店舗所在地	出張買取のみ
定休日	日曜日
営業時間	実店舗なし
入金方法	現金
入金までの期間	即日
買取キャンセル	要確認
連絡手段	電話・専用フォーム・LINE

トラックファイブは、20年以上のノウハウと実績を持つ買取業者です。年間12,000代以上のトラックを買取しており、最短即日で出張査定に来てくれます。

日本全国無料で査定に来てくれるので、自分でトラックを持ち込む手間もかかりません。仕事の合間など、忙しい時間に売却したい人にもおすすめです。

トラックファイブの買取実績

メーカー	詳細	買取実績
三菱ふそう	キャンター	2,050,000円
日産自動車	キャラバンホーミー	900,000円
日野	レンジャー	1,100,000円

※2024年8月7日時点の買取金額

 

カービュー商用車（トラック、重機）一括査定サービス

出典：kaitori.carview.co.jp

トラック査定方法（買取業者か一括査定か）	一括査定
出張査定対応エリア	全国
コールセンターの受付時間	-
不動車・事故車の買取可否	業者による
主な店舗所在地	全国
定休日	業者による
営業時間	24時間Webから査定可能
入金方法	業者による
入金までの期間	業者による
買取キャンセル	業者による
連絡手段	業者による

カービュー商用車（トラック、重機）一括査定サービスは、トラックやバス、建機などの一括査定を行うサイトです。

中古車一括査定サービスに24年の実績を持っており、利用実績は500万人以上を誇っています。

最大10社の見積額を一度に比較できるので、高額で買取できる業者が一目でわかります。査定の手間を最小限に抑えたい人におすすめです。

カービュー商用車（トラック、重機）一括査定サービスの買取実績

ホームページに買取実績の記載なし。

 

トラック王国

出典：55truck.com

トラック査定方法（買取業者か一括査定か）	買取業者
出張査定対応エリア	全国
コールセンターの受付時間	9:00〜19:00
不動車・事故車の買取可否	可能
主な店舗所在地	出張買取のみ
定休日	日曜日
営業時間	24時間Webから査定可能
入金方法	振込・現金
入金までの期間	即日
買取キャンセル	要確認
連絡手段	電話・専用フォーム・メール・FAX

トラック王国は、トラックやバス、重機などの買取を行う業者です。買取だけではなく販売も行っているため、中間マージンを省いた高価買取を実現しています。

またどんな状態の車両でも買取してもらえるので、不動車や事故車のトラックを買取してほしい人にもおすすめ。

当日に車両引き取りができれば、即日現金で買取してもらえます。

トラック王国の買取実績

メーカー	詳細	買取実績
日野	デュトロ	2,400,000円
いすゞ	エルフ	2,400,000円
日産	コンドル	800,000円

※2024年8月7日時点の買取金額