
どこでできるのか知りたい・・・
不動産の無料査定は、どこを利用すれば良いのかわからないと悩んでいる方も多いと思います。
そこで、この記事では不動産の無料査定の方法やどこで依頼するべきか等について詳しく解説していきます。
- 不動産査定が無料になるメカニズム
- 不動産の無料査定の種類と受ける流れ
- 不動産の無料査定を利用するポイントと注意点
- 不動産一括査定サイトのメリットとおすすめのサイト
目次
不動産の査定はどの不動産会社も基本無料
不動産の査定は、どの不動産会社でも基本的に無料となります。その理由や注意点を、以下の項目に分けて解説します。
- 不動産査定が無料となるメカニズム
- 査定を受けても売却する必要はない
- 不動産鑑定士の査定は有料なので注意
参考にしてみてください。
不動産査定が無料となるメカニズム
不動産査定が無料となるメカニズムを見ていきましょう。不動産査定後に売買契約が成立すると、不動産会社は仲介手数料を受け取れます。
未来の顧客相手となる可能性もあるため、最初は無料として積極的に査定してもらいたいと考えています。
そのため、不動産査定は無料となっているケースが多いのです。
査定を受けても売却する必要はない
不動産査定が無料でも、必ず売却しなければならないわけではありません。査定額が自分の希望額より出なかった場合や、会社の対応に納得できない場合などはキャンセルができます。
不動産を査定する際には、複数の会社に相見積もりを取るのが基本です。そのため、査定後に断るのは一般的なことなので、心配する必要はありません。
不動産鑑定士の査定は有料なので注意
不動産鑑定士による査定は、有料になるため注意が必要です。不動産会社が作成する査定書は、記載内容なども会社によって異なります。
しかし、不動産鑑定士の査定は鑑定評価基準に基づいておこなわれており、裁判でも使用できる資料として認められています。
不動産鑑定士は資格所有者のため、依頼には数万~数十万円以上かかるのが一般的です。
不動産の無料査定3種
不動産の無料査定には、以下の3種があります。
- 机上査定(簡易査定)
- 訪問査定
- AI査定
1つずつ見ていきましょう。
机上査定(簡易査定)
不動産の無料査定の1つ目は、机上査定(簡易査定)です。査定依頼者から電話やWEBで提供された情報と、地図や取引実績などを基に査定をおこないます。
築年数や所在地など類似の物件の査定額を提示してもらえるため、どれくらいの金額で売れるかとりあえず知りたい方にもおすすめです。
訪問査定
不動産の無料査定として、訪問査定が挙げられます。実際に担当者が現地に出向き、物件や周辺の環境を調査して算出する方法です。
担当者を自宅に招く手間がかかりますが、より正確に査定21結果を得られます。担当者の対応なども確認できるため、売却の意思がある方の会社選びにも役立ちます。
AI査定
不動産の無料査定の3つ目は、AI査定です。過去に取引された事例などを基に、AIが不動産の査定額を算出します。
氏名や電話番号などがいらない「匿名査定」ができるため、不動産会社とのやりとりを極力避けたい方におすすめです。
不動産の無料査定を受ける流れ
不動産の無料査定を受ける流れは以下の手順です。
- 査定に必要な基本情報を入力
- 不動産会社や査定方法を選択する
- 査定を依頼する
- 査定結果から売却に移行するか検討する
順を追って見ていきましょう。
①査定に必要な基本情報を入力
不動産の無料査定を受ける最初の流れは、査定に必要な基本情報を入力することです。WEB上に以下の情報を入力しましょう。
- 物件の所在地
- 築年数
- 建物・土地の面積
- 氏名
- 年齢
- 住所
- メールアドレス
- 電話番号
ほかにも、物件と査定主の関係や査定を依頼した理由を書く場合もあります。
②不動産会社や査定方法を選択する
不動産の無料査定を受ける流れの2つ目は、不動産会社や査定方法を選択することです。希望の条件に一致する不動産会社を選び、机上査定もしくは訪問査定を選択しましょう。
③査定を依頼する
不動産の無料査定を受ける次の流れとして、査定を依頼することが挙げられます。不動産会社や査定方法を選択し、査定依頼が完了すると、メールや電話で不動産会社から連絡があります。
訪問査定の場合は訪問可能日時の確認、机上査定の場合は査定結果が届くので確認しましょう。
④査定結果から売却に移行するか検討する
不動産の無料査定を受ける最後の流れは、査定結果から売却に移行するか検討することです。
査定を依頼したからといって、必ず売却に移行しなければならないわけではありません。複数の会社の査定結果を見比べて、より良い会社に依頼するようにしましょう。
不動産の無料査定を上手に利用するポイント7つ
不動産の無料査定を上手に利用するポイントを7つ紹介します。
- 不動産の書類や情報を収集しておく
- 自分で調べた売却相場と査定結果を比較する
- ポジティブ・ネガティブどちらの情報も伝える
- 複数の不動産会社を比較検討して選ぶ
- 担当者の対応力を確認する
- 査定結果が出た経緯や根拠を確認する
- 売却を検討する際は修繕が必要か確認する
詳しく見ていきましょう。
不動産の書類や情報を収集しておく
不動産の無料査定を上手に利用するポイントは、不動産の書類や情報を収集しておくことです。
書類がなくても査定は受けられますが、以下の書類があるとより詳細な情報を記入できます。
- 住宅ローン残高のわかる書類
- リフォームや修繕、耐震補強の内容がわかる書類
実際に契約をおこなうためにはさらに書類が必要になりますが、査定を受ける場合は上記の2つを用意しておくとスムーズに進みます。
自分で調べた売却相場と査定結果を比較する
不動産の無料査定を上手に利用するポイントの2つ目は、自分で調べた売却相場と査定結果を比較する点です。
実際に査定額を比較すると、100万円単位で差が出ることも少なくありません。相場より高い査定額を出し、契約に結びつけようとする会社もあります。
ポジティブ・ネガティブどちらの情報も伝える
不動産の無料査定を上手に利用するポイントとして、ポジティブ・ネガティブどちらの情報も伝える点が挙げられます。
家の住み心地を改善するためにおこなった、リフォームや修繕、耐震補強などが、査定結果にプラスに働く可能性もあります。
また、売却後に欠陥が見つかると「瑕疵担保責任」を負う可能性があるので、ネガティブな部分も正確に伝えましょう。
複数の不動産会社を比較検討して選ぶ
不動産の無料査定を上手に利用するポイントの4つ目は、複数の不動産会社を比較検討して選ぶことです。
比較する際には、以下のことを確認してみてください。
- 査定の根拠を説明してくれるか
- 売却活動の内容を説明してくれるか
- 仲介実績が豊富にあるか
- 担当者に知識があるか
- コミュニケーションはしっかりと取れるか
不動産会社と取引する際には、担当者との相性が重要です。わからないことは的確に説明してくれて、しっかりコミュニケーションの取れる担当者がいる会社を選びましょう。
担当者の対応力を確認する
不動産の無料査定を上手に利用するポイントは、担当者の対応力を確認することです。先ほども述べたように、不動産取引の満足度は担当者で決まると言っても過言ではありません。
3~6か月ほどかかる売却活動のなかで、担当者とは二人三脚で売却を進めていきます。質問しても曖昧な答えが返ってくる、連絡の頻度が合わないなどストレスになる担当者は、査定後のやり取りを控えた方が無難です。
査定結果が出た経緯や根拠を確認する
不動産の無料査定を上手に利用するポイントとして、査定結果が出た経緯や根拠を確認する点が挙げられます。
不動産会社のなかには、わざと高い査定額を出して契約を結び、実際の売却額が大幅に低くトラブルになるケースも少なくありません。
トラブルを回避するためにも、査定結果が出た経緯や根拠を確認することが大切です。どのような根拠があるのか質問し、曖昧な答えが返ってくる会社は避けた方が良いでしょう。
売却を検討する際は修繕が必要か確認する
不動産の無料査定を上手に利用するポイントの最後は、売却を検討する際は修繕が必要か確認することです。
築年数が古い物件や故障個所が多い物件は、売却前に修繕が必要になるケースもあります。契約後に修繕が必要になり焦らないためにも、事前に確認しておく必要があります。
不動産の無料査定を受ける際の注意点
不動産の無料査定を受ける際の注意点は以下の6つです。
- 売却を検討する場合は住宅ローンの有無を確認する
- 査定額=売却額ではない
- 相場とかけ離れた査定価格を提示されるケースもある
- エリアによっては査定を受けられない
- 担当営業への対応を考慮する
- 不動産価格のシミュレーションと査定は違う
1つずつ解説します。
売却を検討する場合は住宅ローンの有無を確認する
不動産の無料査定を受ける際の注意点は、売却を検討する場合は住宅ローンの有無を確認することです。
住宅ローンが残っている場合、不動産売却時に全額一括返済となります。
査定額=売却額ではない
不動産の無料査定を受ける際の注意点の2つ目は、査定額=売却額ではない点です。不動産の査定額は「この価格なら3カ月程度で売却できる」と見込まれる金額が設定されます。
査定額よりも高く売れる場合もあれば、低くなってしまう可能性がある点も覚えておきましょう。
相場とかけ離れた査定価格を提示されるケースもある
不動産の無料査定を受ける際の注意点として、相場とかけ離れた査定価格を提示されるケースもあることが挙げられます。
不動産会社によっては、査定額を高く見積もって契約させようとする場合があります。先述のとおり、必ずしも査定額通りに売れるわけではないので注意が必要です。
エリアによっては査定を受けられない
不動産の無料査定を受ける際の注意点の4つ目は、エリアによっては査定を受けられない点です。
どんなに評判の良い不動産会社でも、不動産のあるエリアが対象外の場合は査定を受けられません。
担当営業の対応を考慮する
不動産の無料査定を受ける際の注意点として、担当営業の対応を考慮することが挙げられます。
不動産売却は通常3~6か月程度の期間がかかります。営業担当者と二人三脚で売却を進めていくため、査定額だけではなく担当者の対応を見極めることも大切です。
担当者の対応力を見極めるためには、いくつかの会社の担当者に同じ質問をして、どんな返答がどのような態度で返ってくるかを確認してみると良いでしょう。
不動産価格のシミュレーションと査定は違う
不動産の無料査定を受ける際の注意点の最後は、不動産価格のシミュレーションと査定は違う点です。
不動産価格のシミュレーションとは、不動産会社が提供している査定額を算出するための簡易ツールです。
ネットで簡単に利用できますが、実際の査定額とは異なる可能性が高いので注意しましょう。
複数社を比較したい場合は不動産の一括無料査定もおすすめ
複数社を比較したい場合は、不動産の一括無料査定もおすすめです。不動産一括査定では、売却したい不動産の情報を入力すると、その情報が登録された不動産会社の情報とマッチングし依て頼可能な会社が表示されます。
一括無料査定での査定方法は、主に机上査定と訪問査定です。すぐに査定額を知りたい場合は、簡易査定である机上査定を選び、物件の状態や周辺の様子から詳しい査定額を知りたい場合は訪問査定を選びましょう。
不動産の一括無料査定のメリット
不動産の一括無料査定のメリットをまとめました。
- 複数社への査定依頼の手間が省ける
- 査定額を比較検討できる
- 不動産会社・担当者との相性を確認できる
詳しく見ていきましょう。
複数社への査定依頼の手間が省ける
不動産の一括無料査定のメリットは、複数社への査定依頼の手間が省ける点です。不動産を自分で一から調べて依頼するとなると、手間や時間がかかります。
複数社ともなると、その手間はさらに大きくなるでしょう。一括無料査定なら、1度の情報入力だけで複数社に査定の依頼ができます。
査定額を比較検討できる
不動産の一括無料査定のメリットの2つ目は、査定額を比較検討できる点です。複数社に一括で依頼できると、複数の会社の査定額を比較して、どの会社が良いかじっくりと検討できます。
売りたい不動産の適正価格も把握できるため、どれくらいの額で売却できるかわかりやすいのもメリットです。
不動産会社・担当者との相性を確認できる
不動産の一括無料査定のメリットとして、不動産会社・担当者との相性を確認できる点も挙げられます。
不動産会社や担当者の質はさまざまなため、自分と相性の良い会社や担当者を見つけやすいのもメリットといえます。
一括無料査定を利用する際には、会社が提案する販売プランや情報、担当者のレスポンスの速さなどをチェックしましょう。
不動産の一括無料査定のデメリット
不動産の一括無料査定のデメリットは2つあります。
- 営業電話の対応に時間が取られる
- 査定額にバラつきがあるケースもある
1つずつ解説します。
営業電話の対応に時間が取られる
不動産の一括無料査定のデメリットは、営業電話の対応に時間が取られる点です。手軽に査定できる一方で、複数社から電話で連絡が来る可能性があります。
電話対応が難しい場合や手間を省きたい場合は、依頼の際の備考欄に電話ではなくメールでの連絡を希望することを伝えると良いでしょう。
また、希望の時間帯がある場合は、対応可能な時間を記入しておくのもおすすめです。
査定額にバラつきがあるケースもある
不動産の一括無料査定のデメリットとして、査定額にバラつきがあるケースもある点が挙げられます。
不動産の査定額は、担当者の経験や不動産が保有している情報などで算出されるため、会社によっては数十万、数百万円以上の差が出ることもあります。
査定額が正しいかどうかを判断するためには、査定額の根拠を確認することが大切です。査定額の算出に対して、信頼できる根拠を提出してくれる会社を選びましょう。
不動産の一括査定サイトを選ぶポイント
不動産の一括査定サイトを選ぶポイントは以下の2つです。
- サイトへ登録・提携している不動産会社数を確認する
- 査定依頼可能な件数を確認する
詳しく見ていきましょう。
サイトへ登録・提携している不動産会社数を確認する
不動産の一括査定サイトを選ぶポイントは、サイトへ登録・提携している不動産会社数を確認することです。
サイトへ登録・提携している不動産会社数が多いサイトは、それだけ信頼できるサイトでもあります。
査定依頼可能な件数を確認する
不動産の一括査定サイトを選ぶポイントとして、査定依頼可能な件数を確認する点も挙げられます。
不動産会社を比較するなら、複数社の査定や対応を見て決めるのがおすすめです。目安としては、6社前後の査定額を提示してもらえるサイトを選ぶと良いでしょう。
不動産の無料査定に関するよくある質問
不動産の無料査定に関するよくある質問をまとめました。
不動産の無料査定はどの査定方法を選ぶべき?
不動産の無料査定でどの査定がおすすめかどうかは、人によって異なります。
- AI査定:簡易情報で即時に査定額を知りたい人や匿名で査定をしたい人
- 机上査定:対面でのやり取りをせず、物件の情報をもとに査定額を算出してほしい人
- 訪問査定:現地調査でより詳しい査定額を知りたい人
まずは、AI査定や机上査定で査定額の目安を知り、その後に訪問査定へ進むのもおすすめです。
不動産の無料査定でよくあるトラブルは?
不動産の無料査定でよくあるトラブルには、極端に高い査定額を提示されるケースが挙げられます。
相場とかけ離れた高額を提示し、契約に結びつけようとする会社もあるので注意してください。
不動産の無料査定を受ける前にすべきことは?
不動産の無料査定を受ける前にすべきことは、以下のとおりです。
- 不動産の相場を調べる
- 住宅ローンの残債を確認する
- 書類を一通りそろえる
とりあえず大まかな査定額を知りたいだけの方でも、不動産の相場は調べておいた方が良いでしょう。
相場がわからないと査定額が高いのか低いのか、自分で判断ができなくなります。
不動産の無料査定の結果は不動産会社・担当者によって変わる?
不動産の無料査定の結果は、不動産会社や担当者によっても変わります。不動産会社が担当するエリア内に、似た物件があるかどうかでも査定額は変動します。
また、担当者の経験によっても変動するため、できるだけ複数の会社や担当者に査定依頼するのがおすすめです。
不動産の一括無料査定におすすめのサイト3選
不動産の一括無料査定におすすめのサイトを3つご紹介します。
HOME4U
出典:home4u.jp
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