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昭和の古銭価値一覧【昔のお金で希少価値が高い硬貨は?】

生徒
昭和の古銭の価値ってどれくらいなのかな?
希少価値・買取相場が高い昭和の硬貨を、一覧で見たいな・・・。

昭和古銭が手元にある人などは、価値を知りたいという場合も多いと思います。

そこで、この記事では昭和の古銭の価値一覧を詳しく解説していきます。

買取先生
他にも、価値が高まりやすい昭和古銭の特徴や、買取におすすめの業者も詳しく解説していくぞ。しっかり学んで、実践するのじゃ。

 

この記事で分かること
  • 昭和時代の古銭一覧
  • 時期別の昭和古銭の価値
  • 価値のある昭和古銭一覧
  • 昭和に流通した古銭一覧
  • 価値が高まりやすい昭和古銭の特徴
  • 昭和以前の古銭の現状価値
  • 価値のある昭和古銭の買取におすすめの業者

 

昭和古銭・硬貨の価値一覧

価値のある昭和古銭一覧

価値のある昭和古銭・硬貨を一覧で紹介します。

価値のある昭和古銭
  • 菊十銭アルミ貨
  • 富士一銭アルミ貨
  • 五銭アルミ青銅貨
  • 五銭アルミ貨
  • 十銭アルミ青銅貨
  • 十銭ニッケル貨
  • 一銭錫貨
  • 一銭アルミ貨

一つずつ見ていきましょう。

昭和古銭①菊十銭アルミ貨の価値

昭和古銭「菊十銭アルミ貨」の価値、基本情報は、以下の通りです。

菊十銭アルミ貨の基本情報
発行年 1940年(昭和15年)
素材 アルミ

菊十銭アルミ貨の表面は菊の紋章、裏面は桜の花が描かれています。菊十銭アルミ貨の買取相場の一覧は次の通りです。

【年代別】菊十銭アルミ貨の買取相場
年代別 並品 美品(未使用含む)
1.50g(昭和15年) 1円~10円 10円~500円
1.50g(昭和16年) 1円~10円 10円~500円
1.20g(昭和16年) 1円~10円 10円~500円
1.20g(昭和17年) 1円~10円 10円~100円
1.20g(昭和18年) 10円~300円 300円~5000円
1.00g(昭和18年) 1円~10円 10円~100円

菊十銭アルミ貨の平均買取価格は600円前後で、昭和初期の太平洋戦争中に造られた貨幣です。

太平洋戦争が長引き、十分なアルミを確保するのが難しくなったため、時代を経るごとにアルミの量を減らした様々なタイプの菊十銭アルミ貨が造られるようになりました。

買取先生
重さの変更が2度あったため、全部で6種類の菊十銭アルミ貨があるそうじゃ。

昭和古銭②富士一銭アルミ貨の価値

昭和古銭「富士一銭アルミ貨」の価値、基本情報は、以下のようになっています。

富士一銭アルミ貨の基本情報
発行年 1941年(昭和16年)
素材 アルミ

表面は富士山の上に菊の紋章、裏面は大蔵大臣河田蔵相が書いたと思われる漢字の「一」が刻印されています。

富士一銭アルミ貨の買取相場の一覧は以下の通りです。

【年代別】富士一銭アルミ貨の買取相場
年代別 並品 美品(未使用含む)
1941年(昭和16年) 1円~10円 10円~50円
1942年(昭和17年) 1円~10円 10円~50円
1943年(昭和18年) 1円~10円 10円~50円
1943年
(昭和18年・量目変更)
1円~10円 10円~50円

富士一銭アルミ貨の平均買取価格は、数十円程度です。太平洋戦争で使用する飛行機を作るためにアルミが必要だったため、少量のアルミ素材で製造されました。

そのため、通常の硬貨よりも軽い貨幣です。アルミの量を減らしながら造られましたが、2年後には発行されなくなりました。

昭和古銭③五銭アルミ青銅貨の価値

昭和古銭「五銭アルミ青銅貨」の価値、基本情報は、次の通りです。

五銭アルミ青銅貨の基本情報
発行年 1938年(昭和13年)
素材 アルミ・銅

五銭アルミ青銅貨のデザインは、一般公募で決まりました。表面は菊の紋章と五銭も刻印、裏面は桜が半分ずつ描かれています。

五銭アルミ青銅貨の買取相場の一覧は以下のようになっています。

【年代別】五銭アルミ青銅貨の買取相場
年代別 並品 美品(未使用含む)
1938年(昭和13年) ~10円 10円~300円
1939年(昭和14年) ~10円 10円~300円
1940年(昭和15年) ~10円 10円~300円

五銭アルミ青銅貨の平均買取価格は数百円程ですが、状態によっては600円前後での取引もされており、比較的高値が付きやすいです。

それまで使用されていた五銭ニッケル貨のニッケル素材は、戦争のために欠かせないものだったため、代わりに銅とアルミを使った五銭アルミ青銅貨が発行されました。

買取先生
五銭アルミ青銅貨は3年で製造が中止され、アルミニウム100%の五銭アルミ貨に引き継がれたそうじゃ。

昭和古銭④五銭アルミ貨の価値

昭和古銭「五銭アルミ貨」の価値、基本情報は、次のようになっています。

五銭アルミ貨の基本情報
発行年 1940年(昭和15年)
素材 アルミ

表面は菊の紋章とずいうん、裏面は神武天皇の弓に止まったと言い伝えられている金鵄(きんし)が刻印されています。

五銭アルミ貨の買取相場の一覧は、以下の通りです。

【年代別】五銭アルミ貨の買取相場
年代別 並品 美品(未使用含む)
1940年(昭和15年) 1円~5円 5円~1000円
1941年
(昭和16年・前期1.2g)
1円~5円 5円~200円
1941年(昭和16年・後期1g) 50円~500円 500円~3000円
1942年(昭和17年) 1円~5円 5円~100円
1943年(昭和18年) 10円~50円 50円~200円

五銭アルミ貨の平均買取価格は、数十円程です。太平洋戦争でアルミ素材が必要になったため、アルミを少なくした五銭アルミ貨が発行されました。

これまでよりも更にアルミの量目を減らして造られています。3年くらい発行された後、アルミの代わりに錫(スズ)を使った硬貨が製造されました。

生徒
古銭ってほとんど見かけませんが、現代とは違った色々な種類があるんですね。

買取先生
うむ。特に五銭アルミ貨は戦時中に大量に発行され、その後の激しいインフレで使い道が無くなったため、大量に現存しているようじゃぞ。

昭和古銭⑤十銭アルミ青銅貨の価値

昭和古銭「十銭アルミ青銅貨」の価値、基本情報は、以下のようになっています。

十銭アルミ青銅貨の基本情報
発行年 1938年(昭和13年)
素材 アルミ・銅

表面は菊の紋章と波、裏面は、硬貨の中心の穴の周りに桜の花びらが描かれています。

十銭アルミ青銅貨の買取相場の一覧は、以下の通りです。

【年代別】十銭アルミ青銅貨の買取相場
年代別 並品 美品(未使用含む)
1938年(昭和13年) 1円~10円 10円~500円
1938年(昭和14年) 1円~10円 10円~500円
1938年(昭和15年) 10円~50円 50円~1000円

十銭アルミ青銅貨の平均買取価格は、600円前後です。十銭アルミ青銅貨はもともとニッケルを使用していましたが、前年の日中戦争の影響でニッケルが使えなくなったため、アルミと銅へ素材が変化しました。

そこで参考にされたのが、アルミ青銅を使用していたフランスの貨幣だと言われています。

買取先生
当時はフランスだけでは無く、世界のいたるところでこの素材が使われていたそうじゃ。

昭和古銭⑥十銭ニッケル貨の価値

昭和古銭「十銭ニッケル貨」の価値、基本情報は、次の通りです。

十銭ニッケル貨の基本情報
発行年 1933年(昭和8年)
素材 ニッケル

表面は菊・桐の紋章と唐草、裏面には青海波が描かれており、一般公募されたデザインを元にしています。

十銭ニッケル貨の買取相場の一覧は、以下のようになっています。

【年代別】十銭ニッケル貨の買取相場
年代別 並品 美品(未使用含む)
1933年(昭和8年) 10円~50円 50円~1000円
1934年(昭和9年) 1円~10円 10円~500円
1935年(昭和10年) 1円~10円 10円~500円
1936年(昭和11年) 1円~10円 10円~500円
1937年(昭和12年) 10円~50円 50円~500円

十銭ニッケル貨の平均買取価格は、700円前後です。状態によっては1,000円近い査定額になる場合もあります。

ニッケルを使って硬貨を作るには高い技術が必要であり、流通量も少なく手に入れにくいことから、状態の良い十銭ニッケル貨は高値が付くことがあります。

昭和古銭⑦一銭錫貨の価値

昭和古銭「一銭錫貨」の価値、基本情報は、以下の通りです。

一銭錫貨の基本情報
発行年 1944年(昭和19年)
素材 錫(スズ)・亜鉛

表面は菊の紋章、裏面は「大日本」の刻印がされています。一銭錫貨の買取相場の一覧は、次のようになっています。

【年代別】一銭錫貨の買取相場
年代別 並品 美品(未使用含む)
1944年(昭和19年) 1円~10円 10円~100円
1945年(昭和20年) 1円~10円 10円~500円

一銭錫貨の平均買取価格は、数十円程度です。硬貨を製造するために使われてきたアルミが戦争のために調達できなくなり、一銭錫貨には錫と亜鉛が使用されました。

錫と亜鉛は調達が容易で流通量も多く、買取価格は低めとなっています。

買取先生
ニッケル貨の製造は、高周波誘導電気炉と熱間圧延法という2つの新技術により、達成されたようじゃ。

昭和古銭⑧一銭アルミ貨の価値

昭和古銭「一銭アルミ貨」の価値、基本情報は、次の通りです。

一銭アルミ貨の基本情報
発行年 1938年(昭和13年)
素材 アルミ

表面には菊の紋章と富士山、裏面は漢字の「一」が刻まれています。一銭アルミ貨の買取相場の一覧は、以下のようになっています。

【年代別】一銭アルミ貨の買取相場
年代別 並品 美品(未使用含む)
1938年(昭和13年) 10円~100円 100円~1000円
1939年(昭和14年・ル四) 10円~100円 100円~1000円
1939年(昭和14年・角四) 1円~10円 10円~100円
1940年(昭和15年) 1円~10円 10円~100円

一銭アルミ貨の平均買取価格は、数十円です。一銭アルミ貨の製造量は非常に多く、現在でも手に入れることができます。

希少価値が低いことから買取価格は低めですが、かなり状態の良いものであれば数百円になるケースもあります。

 

とくに価値が高い!昭和に流通した古銭一覧

とくに価値が高い!昭和に流通した古銭一覧

以下の、昭和に流通した高価な古銭を一覧で紹介します。

昭和に流通した高価な古銭
  • カンガルー金貨
  • パンダ金貨
  • 日本銀行券A号 二宮1円
  • 日本銀行兌換券 裏赤200円
  • 五十円硬貨 エラーコイン
  • 千円紙幣 ゾロ目
  • 法幣

詳しく見ていきましょう。

カンガルー金貨

カンガルー金貨の基本情報は、以下の通りです。

カンガルー金貨の基本情報
発行年 1986年(昭和61年)
素材
買取価格相場 10万円~50万円

カンガルー金貨は、オーストラリア連邦の西オーストラリア州政府公営のパース造幣局が発行している地金型金貨です。

オーストラリア政府が品位を保証していることもあり、国内外を問わずコレクターが多く、およそ数万円以上の買取が期待できます。

エリザベス2世の肖像がレリーフされている裏面に、カンガルーが刻印されています。カンガルー面のデザインが毎年変わる人気の高い金貨です。

生徒
動物が描かれているなんて、可愛らしいですね。

買取先生
その愛らしさも人気のようじゃな。

パンダ金貨

パンダ金貨の基本情報は、次のようになっています。

パンダ金貨の基本情報
発行年 1982年(昭和57年)
素材
買取価格相場 10万円~50万円

パンダ金貨とは、中国で造幣公司から発行されている地金型金貨のことです。一番最初の金貨は、日中国交正常化10周年を記念して造られました。

表面にはジャイアントパンダのデザインが描かれており、その絵柄が毎年違うため収集家も多く、収集型金貨の性質も併せ持っています。

日本銀行券A号 二宮1円

日本銀行券A号 二宮1円の基本情報は、以下のようになっています。

日本銀行券A号 二宮1円の基本情報
発行年 1946年(昭和21年)
素材
買取価格相場 150~300円

日本銀行券A号 二宮1円は、昭和21年3月19日から約12年間発行された紙幣です。

発行枚数が多かったため、買取価格はあまり高くありません。

買取先生
プレミア要素がある「珍しい通し番号」「エラープリント」と呼ばれる印刷ミスの紙幣の場合は、額面以上で買い取ってもらいやすいぞ。

日本銀行兌換券 裏赤200円

日本銀行兌換券 裏赤200円の基本情報は、次の通りです。

日本銀行兌換券 裏赤200円の基本情報
発行年 1927年(昭和2年)
素材
買取価格相場 数万円~数十万円

日本銀行兌換券 裏赤200円は、昭和2年に起きた昭和金融恐慌での紙幣の需要を賄うために、急遽、造られた紙幣です。

あまりにも急に造られたため、裏面には赤い模様しかなく、通称「ウラアカ」と呼ばれました。

しかし、最終的に民衆の手に渡ることはなく失効されました。そのため流通が少なく、高額で取り引きされるケースが多いです。

五十円硬貨 エラーコイン

五十円硬貨 エラーコインの基本情報は、以下のようになっています。

五十円硬貨 エラーコインの基本情報
発行年 昭和~現代
素材 銅・ニッケル・白銅
買取価格相場 1万円~5万円

五十円硬貨 エラーコインとは、製造過程で何かしらのミスが発生して不良品となった硬貨のことです。

中でも50円硬貨は穴を開けるという作業があるため、他の硬貨と比べるとエラーが見つかりやすい傾向があります。

さらに平成22年〜平成25年は50円玉の流通が少ないため、買取価格が上がりやすいです。

生徒
自分の持っている硬貨もチェックしてみます!

買取先生
穴がない50円玉が見つかった場合は、プレミア価格として数十万円で取引されることもあるぞ。

千円紙幣 ゾロ目

千円紙幣 ゾロ目の基本情報は、次のようになっています。

千円紙幣 ゾロ目の基本情報
発行年 1984年(昭和59年)
~2007年(平成19年)
素材
買取価格相場 1万円~5万円

千円紙幣 ゾロ目とは、お札の左上と右下の発行番号が6桁の同じ数字で並んでいる紙幣のことです。

ゾロ目だった場合、数千円から数万円での買取が期待できます。また「700000」などの切りの良い数字はプレミア価値がつくこともあります。

法幣

法幣の基本情報は、以下の通りです。

法幣の基本情報
発行年 1935年(昭和10年)
素材
買取価格相場 千円~1万円

法幣とは、1935年11月3日の幣制改革によって政府系銀行が発行した銀行券(不換紙幣)のことです。

中国の法定貨幣として流通し、蒋介石政権以外の政権からは旧法幣と呼ばれていました。

法幣の発行で500年に及ぶ銀本位制が収束しましたが、大量に発行したことによりハイパーインフレを起こしました。

 

昭和時代の古銭一覧

昭和時代の古銭一覧

昭和時代の古銭を硬貨と紙幣に分けて、一覧で紹介します。

昭和時代の硬貨

昭和時代の硬貨は、以下の種類があります。

名称 発行年
菊10銭アルミ貨 1940年
富士1銭アルミ貨 1941年
5銭アルミ青銅貨 1938年
5銭アルミ貨 1940年
10銭アルミ青銅貨 1938年
10銭ニッケル貨 1933年
1銭錫貨 1944年
1銭アルミ貨 1938年
5円黄銅貨(国会議事堂・穴なし) 1948~1949年
5円黄銅貨(稲穂等・楷書体) 1949~1958年
10円青銅貨(平等院鳳凰堂・ギザあり) 1951~1958年
50円ニッケル貨(菊・穴なし) 1955~1958年
50円ニッケル貨(菊) 1959~1966年
100円銀貨(鳳凰) 1957~1958年
100円銀貨(稲穂) 1959~1966年
500円白銅貨(桐) 1982~1999年
1円アルミニウム貨 1955年
5円黄銅貨 1959年
10円青銅貨 1959年
50円白銅貨 1967年

昭和時代の硬貨は、ニッケルやアルミなどの安価な素材で製造されていました。

あまり昔の硬貨ではないため、買取価格は数十円ほどと推測できます。

買取先生
昭和時代の中でも、希少価値が高い硬貨は高額買取されることもあるぞ。

昭和時代の紙幣

昭和時代の紙幣は、次のような種類があります。

名称 発行年
日本銀行兌換券(50円・200円) 1927年
兌換券
(5円・10円・20円・100円・200円)
1927~1946年
兌換券甲号 1942~1946年
改正兌換券(5円・200円) 1942~1946年
不換紙幣(1円・5円・10円・100円) 1943~1944年
改正不換紙幣
(1円・5円・10円・100円)
1944~1945年
再改正不換紙幣10円 1945年
政府紙幣(小額政府紙幣) 1938~1948年
日本銀行券(5銭・10銭) 1944~1953年
日本銀行券 い1円券(武内宿禰) 1943年
日本銀行券A号
1円券(二宮尊徳)
5円券(彩文模様)
10円券(国会議事堂)
100円券(聖徳太子)
1946年
政府紙幣B号 1948~1958年
日本銀行券B号
50円券(高橋是清)
100円券(板垣退助)
500円券(岩倉具視)
1,000円券(聖徳太子)
1950~1965年
日本銀行券C号
500円券(岩倉具視)
1,000円券(伊藤博文)
5,000円券(聖徳太子)
1万円券(聖徳太子)
1958~1986年
日本銀行券D号
1,000円券(夏目漱石)
2,000円券(首里城)
5,000円券(新渡戸稲造)
1万円券(福沢諭吉)
1984~2007年

昭和時代の紙幣は、銀貨の素材である銀が不足した際の代わりとして発行されたものです。

現在は発行されていなくても、使用可能な紙幣はいくつかあります。また、希少価値の高いものもあるため、買取に出す前に確認しておきましょう。

 

昭和古銭の価値を時期別に紹介

昭和古銭の価値を時期別に紹介

昭和古銭の価値を昭和前期・戦時中・戦後に分けて紹介します。

昭和前期

昭和前期の古銭の中で、価値があるものはいくつかあります。当時の硬貨の最小単位は1銭、5銭、10銭、50銭でした。

その中でも、1銭に使用されている黄銅の硬貨は昭和13年にしか発行されていないため、希少価値が高いようです。

さらに、昭和に発行された5円や20円金貨は、金自体の価値に希少価値が上乗せされる傾向にあります。

紙幣の場合は、昭和2年に発行された日本銀行兌換(だかん)券の50円、200円紙幣ならば高額買取が期待できるでしょう。

また、20円、100円、200円の兌換券は発行年を問わず、他の兌換券よりも高値が付けられるケースもあります。

生徒
希少価値が高かったり、金で造られていたりすると高価買取されやすいんですね!

買取先生
うむ。そういった貨幣はプレミア価値がつくからのぅ。

戦時中

戦時中の古銭は、ほとんど価値がありません。戦時中は兵器の製造が最優先だったため、金属の多くが戦争物資として回収されました。

そのため、当時の硬貨はアルミニウムや錫(スズ)などの容易に手に入る金属で作られており、価値をつけることは難しいです。

買取先生
昭和17年に発行された兌換券甲号であれば発行枚数が少ないため、比較的高く買い取ってもらえるケースもあるぞ。

戦後

戦後の古銭は、銀を使用した100円硬貨ならば高値での取り引きがされやすいです。

なぜなら、100円硬貨は昭和42年に現在の白銅貨に変わっていくため、銀で作られた100円硬貨は市場への流通量が限られているからです。

価値が高まりやすい昭和古銭の特徴

価値が高まりやすい昭和古銭の特徴

価値が高まりやすい昭和古銭の特徴は以下の2点です。

価値が高まりやすい昭和古銭の特徴
  • 希少価値の高い昭和古銭
  • 保存状態が良い昭和古銭

詳しく解説します。

希少価値の高い昭和古銭

価値が高まりやすい昭和古銭の特徴とは、希少価値の高い昭和古銭です。特に、以下の硬貨は希少価値が高く、高値で買取してもらいやすいです。

  • 昭和32年の5円玉
  • 昭和32~34年の10円玉
  • 昭和35年、60~62年の50円玉
  • 昭和36年、39年の100円玉
  • 昭和62年、64年の500円玉

紙幣の場合は、日本銀行兌換券(50円・200円)、兌換券(20円・100円)、兌換券甲号が高額買取されやすいでしょう。

発行されていた時代が短かったり、流通枚数が少なかったりする貨幣だと価値が高くなります。

買取先生
現在使用されている貨幣にも、製造年数によっては希少価値が認められることがあるぞ。

保存状態が良い昭和古銭

価値が高まりやすい昭和古銭の特徴として、保存状態が良い昭和古銭が挙げられます。

昭和の貨幣は、年代によっては汚れがひどいものもありますが、保管状態の良いものもあります。

未使用品の場合、買取価格が高くなるケースもあるでしょう。ただし、貨幣を高く売るための注意点として、洗浄しないことが重要です。

どんなに汚れていたとしても、洗ってしまうと査定額が下がる可能性があるため、そのままの状態で査定に出すことをおすすめします。

昭和以前の古銭の価値は現在も高い?

昭和以前の古銭の価値は現在も高い?

昭和以前の古銭の現在の価値について、昭和・大正・明治の3つに分けて紹介します。

昭和

昭和時代の1円の価値は、現代の636円程です。この時代の給与で考えた場合、昭和初期の小学校教諭の初任給は約50円でした。

一方、現在の初任給は約20万円のため、昭和初期の1円は現代の4,000円程の価値があります。

しかし昭和34年以降はお金の価値が大きく変動し、小学校教諭の初任給が約2万円になったため、当時の1円は現在の10円程の価値に下がりました。

生徒
お金の価値が大きく下がっていますね。

買取先生
戦後のインフレが大きく影響していることが原因じゃな。

大正

大正時代の1円は現代の1,080円程の価値があり、昭和時代よりもお金の価値が高かったようです。

しかし、大正時代の小学校教諭の初任給は約50円であり、昭和初期までとあまり変化はありません。

この場合の1円の価値も、現在の4,000円程と考えられます。

明治

明治時代の1円の価値は更に高く、現代の1,490円程です。明治時代の小学校教諭の初任給は約8〜9円と、昭和や大正よりも遥かに安かったです。

そのため給与で考えると、この時代の1円は現代の2万円以上だったと計算できます。

価値のある昭和古銭の買取におすすめの業者5選

価値のある昭和古銭の買取におすすめの業者5選

価値のある昭和古銭の買取におすすめの業者を5社、紹介します。

福ちゃん

福ちゃん

出典:fuku-chan.info

買取方法 店頭買取・出張買取・宅配買取
出張買取の対応エリア 全国
無料宅配キットの有無 あり(無料)
キャンセル返送料 自己負担
査定期間 1〜5日間
買取代金の支払い方法 店頭:現金
出張:現金
宅配:振込
宅配の買取金受け取りまでの期間 最短当日

「福ちゃん」は、出張・宅配・店頭買取が対応可能な買取業者です。昭和古銭の買取もおこなっており、経験豊富な査定士が価値に見合った買取価格を提示してくれます。

万が一、買取価格に納得いかなくても無料でキャンセルができるため、初めてでも安心して査定してもらえます。

福ちゃんの買取実績

古銭の種類 詳細 買取実績
小判 天保小判など 鑑定書付き 220,000円
穴銭 中国古銭など 260,000円
銀貨 一円銀貨明治16年~大正3年 84,000円

※2023年4月14日時点の買取価格

 

バイセル

バイセル

出典:cbuysell-kaitori.com

買取方法 店頭買取・出張買取・宅配買取
出張買取の対応エリア 全国
無料宅配キットの有無 あり(無料)
キャンセル返送料 自己負担
査定期間 1週間以内
買取代金の支払い方法 店頭:現金
出張:現金
宅配:振込
宅配の買取金受け取りまでの期間 2営業日以内

「バイセル」は、2,700万点の買取実績がある買取業者です。昭和古銭の買取もおこなっており、特に古銭・金・切手・着物に特化しています。

買取出張は全国対応可能のため、遠方からでも依頼ができます。

バイセルの買取実績

古銭の種類 詳細 買取実績
銀貨 旭日50銭銀貨、竜50銭銀貨 1,719,339円
穴銭 天保通貨や一朱銀など 313,450円
小判 複数 1,140,000円

※2023年4月14日時点の買取価格

 

グッドディール

グッドディール

出典:gooddeal.jp

買取方法 出張買取・宅配買取
出張買取の対応エリア 全国
無料宅配キットの有無 あり(無料)
キャンセル返送料 無料
査定期間 要確認
買取代金の支払い方法 出張:現金
宅配:振込
宅配の買取金受け取りまでの期間 要確認

「グッドディール」は、累計取引金額1000億円以上の実績豊富な株式会社PRICING DATAが運営している買取業者です。

昭和古銭の買取もおこなっています。LINEで写真を送るだけで買取の相談ができるため、買取相場や売れるかどうかを知りたいときにも活用できます。

査定受付は、24時間365日対応可能です。

グッドディールの買取実績

古銭 種類 買取実績
旧紙幣 50銭、1円、500円、100円札 150円
古銭 9点 2,000円

※2023年4月14日時点の買取価格

 

トータル

トータル

出典:goemon-group.com

買取方法 出張買取
出張買取の対応エリア 北海道・宮城県・山形県・福島県・富山県・石川県・福井県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・群馬県・新潟県・長名県・岐阜県・愛知県・静岡県・山梨県・関西エリア
無料宅配キットの有無 宅配なし
キャンセル返送料 宅配なし
査定期間 即日
買取代金の支払い方法 出張:現金
宅配の買取金受け取りまでの期間 即日

「トータル」は、全国出張買取が可能な買取業者です。昭和古銭の買取もおこなっており、最短即日で1点でも訪問してくれます。

各分野の専門の査定士が54名在籍しているため、知識の豊富なプロに査定してもらえます。

相談・追加・キャンセル料金は全て無料です。

 

おたからや

おたからや

出典:otakaraya.jp

買取方法 店頭買取・出張買取
出張買取の対応エリア 全国
無料宅配キットの有無 宅配なし
キャンセル返送料 宅配なし
査定期間 即日
買取代金の支払い方法 店頭:現金
出張:現金
宅配の買取金受け取りまでの期間 即日

「おたからや」は、全国に1,000店舗以上ある買取業者です。昭和古銭の買取もおこなっています。

金の含有量を測れる査定具などの専門的な査定具を各店舗に配置しているため、本物の価値を見抜いた査定が可能です。

独自の買取キャンペーンをおこなっており、定期的に高価買取を狙えます。

おたからやの買取実績

ホームページに買取実績の記載なし。

 

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