
「バイクを処分したいと思っても、具体的にどうすればいいのかわからない」と感じている人も多いと思います。
そこで、この記事ではバイクの処分方法について詳しく解説していきます。
- バイクの処分方法
- バイクの処分費用相場
- バイクの買取処分で高価買取してもらうコツ
- バイク処分に係る注意点
目次
- 1 バイクの処分とは?知っておくべきポイント
- 2 バイクの処分方法を8パターンで解説
- 3 バイクの処分費用相場
- 4 バイクを処分してくれるおすすめ専門業者7選
- 5 バイクを回収処分してくれるおすすめ不用品回収業者2選
- 6 バイクの買取処分で高価買取してもらうコツ
- 7 バイク処分に必須!廃車手続きの方法を種類別に解説
- 8 バイク処分に係る注意点
- 9 バイクを処分する流れ
- 10 バイク処分の事例を紹介
- 11 バイクの処分でよくある質問
- 11.1 不用品回収業者ではバイク1台だけでも処分してくれる?
- 11.2 早急にバイクを処分したいときはどうする?
- 11.3 バイク用のヘルメットやバッテリーの処分方法は?
- 11.4 バイクのマフラーもまとめて処分すべき?
- 11.5 バイクを廃棄して処分すべきケースは?
- 11.6 バイクを買取してもらって処分すべきケースは?
- 11.7 ローンが残っているバイクの処分はどうする?
- 11.8 バイクを処分するときの保険料・税金はどうなる?
- 11.9 バイクの無料回収は怪しくない?
- 11.10 近所を走る回収トラックでもバイクは処分できる?
- 11.11 ナンバープレートが破損・紛失したバイクは処分できる?
- 11.12 キーのないバイクも買取・回収などの方法で処分できる?
- 11.13 標識交付証明書のないバイクも処分できる?
バイクの処分とは?知っておくべきポイント
バイクの処分とは、不要になったバイクを適切に処理することです。具体的には、以下の作業を実施します。
- バイク本体を処分する
- 廃車手続きを行う
廃車手続きが未了の場合、税金や保険料が発生し続けるため、注意が必要です。また、バイクの状態によっては、処分費用がかかる場合と逆に売却益を得られる場合があります。
他にも、法律を遵守し環境への配慮するなど、押さえておくべき点があります。最適な選択を行うためにも、適切な処分方法を確認しておきましょう。
バイクの処分方法を8パターンで解説
バイクの処分方法を、以下の8パターンで解説します。
- 指定引取場所を利用する
- 廃車専門業者に依頼する
- 廃棄二輪車取扱店に相談する
- 買取専門業者に売却する
- 不用品回収業者に回収してもらう
- 解体業者・鉄くず処理業者に処分してもらう
- フリマアプリ・ネットオークションに出す
- 知人・友人に譲る
1つずつ詳しく解説します。
指定引取場所を利用する
バイクの処分方法1つ目は、指定引取場所を利用することです。指定引取場所は、メーカーが設置する廃車処理施設で、リサイクル料金を支払うことでバイクを引き取ってもらえます。
指定引取場所を利用するには、事前にリサイクル料金の支払い証明書やバイクの書類(車検証など)を準備する必要があります。
公的なサービスで信頼性が高い一方で、手続きがやや煩雑な点がデメリットです。
廃車専門業者に依頼する
バイクの処分方法2つ目として、廃車専門業者に依頼する方法が挙げられます。廃車専門業者は、不要なバイクを引き取り、解体やリサイクルを行う業者です。
面倒な手続きを代行してくれるだけでなく、無料引き取りサービスを提供する業者も多いので、早く処分したい人や費用を抑えたい人に適しています。
廃棄二輪車取扱店に相談する
バイクの処分方法として、廃棄二輪車取扱店に相談するのもおすすめです。廃棄二輪車取扱店は、廃棄物として扱われるバイクを処分する専門の店舗です。
多くの場合、処分費用が発生しますが、迅速かつ確実にバイクを処理してくれるため、特に古いバイクや故障が激しいバイクに適しています。
買取専門業者に売却する
バイクの処分方法4つ目は、買取専門業者に売却する方法です。まだ走行可能なバイクや人気車種の場合、買取専門業者への売却が最もお得です。
市場価値がある場合は処分費用がかからないだけでなく、逆に利益を得られる可能性もあります。
査定は無料で行われる場合が多く、業者によっては出張査定をしてくれるサービスもあるので便利です。
不用品回収業者に回収してもらう
バイクの処分方法として、不用品回収業者に回収してもらう方法もあります。不用品回収業者は、自宅まで来て不要なバイクを引き取ってくれる便利なサービスを提供しています。
処分に手間をかけたくない場合に最適で、短時間で手続きを完了できます。
解体業者・鉄くず処理業者に処分してもらう
バイクの処分方法には、解体業者・鉄くず処理業者に処分してもらう方法も挙げられます。バイクを部品や金属として再利用するため、環境に配慮した処分が可能です。
一部の業者では引き取りの際にわずかな金額を支払ってくれる場合もあります。ただし、業者によって対応エリアやサービス内容が異なるため、事前の問い合わせが必要です。
フリマアプリ・ネットオークションに出す
バイクの処分方法7つ目は、フリマアプリ・ネットオークションに出す方法です。自分で価格を設定できるため、高値で売れる可能性があります。
また、個人間の取引となるため、費用を抑えられますが、相手との交渉や配送手続きのために時間と労力がかかる場合があります。
知人・友人に譲る
バイクの処分方法8つ目は、知人・友人に譲る方法です。不要になったバイクを知人や友人に譲るのは、簡単で信頼性の高い方法です。
特に、修理が必要なバイクや古いバイクでも、興味を持ってくれる人がいれば処分費用をかけずに手放せます。
ただし、譲渡の際には名義変更や廃車手続きなどを確実に行い、後のトラブルを防ぐことが重要です。
バイクの処分費用相場
バイクの処分費用は、処分方法やバイクの状態によって大きく異なります。自分に最適な処分方法を選ぶためには、費用の比較が重要です。
- 指定引取場所に持込:無料
- 廃車専門業者に依頼:2,000〜10,000円程度
- 買取専門業者に売却:無料(逆に売却により利益が得られる可能性もある)
バイクを処分してくれるおすすめ専門業者7選
バイクを処分してくれるおすすめ専門業者を7社解説します。
CTN
出典:ctn-net.jp
バイクを処分してくれるおすすめ専門業者1社目は「CTN」です。CTNは全国対応のバイク回収業者で、無料引き取りから高価買取まで柔軟に対応します。
電話一本で自宅までバイクを引き取りに来てくれるサービスを提供しており、簡単に手続きができるのが魅力です。
状態の良いバイクであれば買取査定も可能で、特に忙しい方や迅速な処分を求める方におすすめです。
CTNの買取実績
バイク | 参考買取価格 |
---|---|
KAWASAKI Z900RS | 190万円 |
ハーレーダビッドソン XL1200X フォーティーエイト | 240万円 |
BMW モトラードS1000RR | 235万円 |
※2024年11月時点の買取価格。査定金額は車の状態や走行距離によって異なります。
バイクランド
バイクを処分してくれるおすすめ専門業者2社目として、バイクランドが挙げられます。バイクランドは、全国規模で展開する大手のバイク買取専門業者です。
出張査定を無料で行い、買取価格の提示がスピーディーなのが特徴です。状態の悪いバイクでも対応してくれるため、多くの利用者から信頼を得ています。
バイクランドの買取実績
バイク | 参考買取価格 |
---|---|
ヤマハ ドラッグスター400 | ~71.8万円 |
スズキ イントルーダー400クラシック | ~67.8万円 |
ハーレーダビッドソン XL1200X フォーティーエイト | ~169.8万円 |
ホンダ CB1300SF 1型 | ~44.8万円 |
ホンダ モンキー | ~66.4万円 |
ホンダ FTR223 | ~26.2万円 |
※2024年11月時点の買取価格。査定金額は車の状態や走行距離によって異なります。
オフバイクル
バイクを処分してくれるおすすめ専門業者として、オフバイクルも挙げられます。オフバイクルは、特に古いバイクや不動車の買取に強みを持つ業者です。
引き取りと同時に、リサイクルを前提とした処分を行うため、環境にも配慮しています。買取価格が明確で、査定後の追加費用が発生しない点が安心です。
オフバイクルの買取実績
ホームページにバイク買取価格の記載なし
レッドバロン
バイクを処分してくれるおすすめ専門業者4社目のレッドバロンは、国内最大級のバイク販売チェーンで、下取りや買取に対応しています。
全国に店舗があり、持ち込みで査定が受けられるため、対面で相談したい方におすすめです。
また、メンテナンス履歴やバイクの状態によっては高額買取も期待できます。
レッドバロンの買取実績
ホームページにバイク買取価格の記載なし
バイク王
出典:8190.jp
バイクを処分してくれるおすすめ専門業者「バイク王」は、テレビCMなどでお馴染みの大手バイク買取業者です。
全国どこでも無料出張査定を行っており、対応の速さと手軽さが魅力です。
動かないバイクや古いバイクでも買取可能で、名義変更手続きなどの煩雑な手間を代行してくれる点も評価されています。
バイク王の買取実績
バイク | 参考買取価格 |
---|---|
ヤマハ YZF-R25 | 35.0万円 |
ホンダ レブル250 | 53.0万円 |
スズキ イントルーダー400クラシック | 55.0万円 |
KAWASAKI NINJA400 | 50.0万円 |
KAWASAKI Z900RS | 170.1万円 |
ハーレーダビッドソン XL883N | 156.3万円 |
※2024年11月時点の買取価格。査定金額は車の状態や走行距離によって異なります。
バイクワン
出典:bikeone.jp
バイクを処分してくれるおすすめ専門業者6社目は、バイクワンです。バイクワンは、高価買取とスピード対応が特徴の業者です。
オンラインで簡単に査定依頼ができ、最短で即日対応してくれます。急ぎでバイクを処分したい方に最適です。
バイクワンの買取実績
ホームページにバイク買取価格の記載なし
カチエックス
バイクを処分してくれるおすすめ専門業者7社目のカチエックスは、不動車や事故車といった難しい状態のバイクにも対応可能な買取業者です。
全国対応で、出張査定から引き取りまで無料で行っています。また、査定後に高額買取が期待できるため、廃車を考えている方でも売却の可能性を探ることができます。
カチエックスの買取実績
バイク | 参考買取価格 |
---|---|
ヤマハ SR400 ファイナルエディション | 53.0万円 |
ホンダ ADV150 | 27.0万円 |
ハーレーダビッドソン FXDB ストリートボブ | 130.0万円 |
※2024年11月時点の買取価格。査定金額は車の状態や走行距離によって異なります。
バイクを回収処分してくれるおすすめ不用品回収業者2選
バイクを回収処分してくれるおすすめ不用品回収業者として、以下の2社があります。
- エコ助っ人
- すぐ片付け隊
詳しく見ていきましょう。
エコ助っ人
バイクを回収処分してくれるおすすめ不用品回収業者「エコ助っ人」は、環境に配慮した回収サービスを提供する不用品回収業者です。
バイクだけでなく、他の不用品もまとめて回収してもらえる点が便利です。引き取りから処分までワンストップで対応してくれます。
すぐ片付け隊
バイクを回収処分してくれるおすすめ不用品回収業者2つ目は「すぐ片付け隊」です。すぐ片付け隊は、迅速な対応が特長の不用品回収業者です。
動かないバイクや状態の悪いバイクでも柔軟に対応してくれるほか、手続きも代行してくれるため手間がかかりません。
電話一本で即日対応可能なため、急ぎでバイクを処分したい方におすすめです。
バイクの買取処分で高価買取してもらうコツ
バイクの買取処分で高価買取してもらうコツは、以下の3つが挙げられます。
- 買取価格の相場をチェックする
- バイク需要からタイミングを見計らう
- 日々のメンテナンスを怠らない
1つずつ見ていきます。
買取価格の相場をチェックする
バイクの買取処分で高価買取してもらうコツ1つ目は、バイクの買取価格の相場をチェックすることです。
複数の買取業者に査定を依頼したり、オンライン査定を利用することで市場価値を把握できます。
同じバイクでも、業者ごとに提示される価格が異なるため、比較することで最も高い価格を見つけられます。
バイク需要からタイミングを見計らう
バイクの買取処分で高価買取してもらうコツとして、バイク需要からタイミングを見計らうことも重要です。
バイクの需要は、季節や市場の動向によって変動します。特に春や夏は新生活やツーリングシーズンが重なり、需要が高まるため買取価格が上がる傾向があります。
一方、冬場は需要が減るため価格が下がることが一般的です。
売却を検討する際は、需要が高まるタイミングを見計らうことで、より高価で売却できる可能性が高まります。
日々のメンテナンスを怠らない
バイクの買取処分で高価買取してもらうコツ3つ目は、日々のメンテナンスを怠らないことです。
バイクの状態が良いほど、高額買取が期待できます。定期的にオイル交換や洗車を行い、傷やサビを防ぐことで査定額が向上します。
また、タイヤやバッテリーなどの消耗品を適切に管理しておくことも重要です。
バイク処分に必須!廃車手続きの方法を種類別に解説
バイク処分に必須の作業である廃車手続きの方法を種類別に解説します。
- 125cc未満(原付バイク)
- 125cc〜250cc未満(軽二輪自動車)
- 250cc以上(小型二輪自動車)
詳細を見ていきましょう。
125cc未満(原付バイク)
原付バイクを処分する際の廃車手続き方法は以下のとおりです。
- 「標識交付証明書」とナンバープレートを準備する
- 原付バイクの登録を行った市区町村役場に向かう
- 役場で廃車申請書を提出し、ナンバープレートを返納する
簡易な手続きで済むため、平日の日中に役場へ行くことをおすすめします。廃車後は税金が発生しなくなるため、早めに手続きを行いましょう。
125cc〜250cc未満(軽二輪自動車)
125cc〜250cc未満のバイクを処分する際の廃車手続きは、以下の流れです。
- 必要書類として、以下の3つを用意する。
- 軽自動車届出済証
- ナンバープレート
- 所有者の印鑑
- 運輸支局または軽自動車検査協会に向かう
- 廃車申請書を記入し、ナンバープレートを返納する。
手続きが完了すると、「軽自動車届出済証返納証明書」が発行されます。この証明書は後で必要になる場合があるため、大切に保管してください。
250cc以上(小型二輪自動車)
250cc以上のバイクを処分する際の廃車手続きは、以下の流れです。
- 必要書類として、以下を用意する。
- 車検証
- ナンバープレート
- 所有者の印鑑
- 軽自動車税申告書
- 運輸支局に向かう
- 廃車申請書を記入し、ナンバープレートを返納する。
手続きが完了すると、「登録識別情報等通知書」が発行されます。
また、未経過の自賠責保険料が返金される場合があるため、保険会社にも連絡することを忘れないようにしましょう。
バイク処分に係る注意点
バイク処分に係る注意点として、以下の8点があります。
- バイクの備品はまとめて処分できないケースもある
- 税金対策を考慮して3月までにバイクを処分
- バイクに乗らない場合は自賠責保険を解約する
- バイクを譲る場合は車検切れの有無をチェック
- 遠方に配送する場合は料金も考慮する
- 自治体で回収してもらう場合は対応可否をチェック
- 廃車証明書は捨てずにとっておく
- 不用品回収は悪質な業者もあるので注意
それぞれ詳しく解説します。
バイクの備品はまとめて処分できないケースもある
バイク処分に係る注意点1つ目は、バイクの備品はまとめて処分できないケースがあることです。
指定引取場所や廃棄二輪車取扱店ではバイク本体のみを対象としているため、備品(ヘルメット、工具、スペアパーツなど)は引き取ってもらえない可能性があります。
不要な備品が大量にある場合は不用品回収業者に依頼するか、個別にリサイクルショップやフリマアプリで売却することを検討するとよいでしょう。
税金対策を考慮して3月までにバイクを処分
バイク処分に係る注意点として、税金対策を考慮して3月までにバイクを処分することが挙げられます。
バイクにかかる軽自動車税(または自動車税)は、毎年4月1日時点の所有者に課税されます。
そのため、不要なバイクを処分する場合は、3月末までに廃車手続きを済ませておきましょう。
バイクに乗らない場合は自賠責保険を解約する
バイク処分に係る注意点3つ目は、バイクに乗らない場合は自賠責保険を解約することです。
自賠責保険は、加入が義務付けられているため、バイクを処分した場合や長期間使用しない場合は解約手続きを忘れないようにしましょう。
解約手続きには、以下が必要です。
- 自賠責保険の原本
- 廃車手続きに使用した書類
- 所有者の印鑑
未経過分の保険料は返金される場合があるため、解約手続きを怠らないようにしましょう。
バイクを譲る場合は車検切れの有無をチェック
バイク処分に係る注意点として、バイクを譲る場合は車検切れの有無をチェックすることも重要です。
車検が切れている場合、譲り受ける相手が再登録や車検取得の手間を負担することになり、譲渡の条件として不利に働くことがあります。
車検が切れている場合は事前に伝え、譲渡後の手続きに必要な書類(廃車証明書や譲渡証明書)も準備しておくとスムーズです。
遠方に配送する場合は料金も考慮する
バイク処分に係る注意点には、遠方に配送する場合は料金も考慮することも挙げられます。
バイクを遠方に譲渡や販売する場合、配送費用が発生します。配送業者の料金はバイクのサイズや距離によって異なり、数千円から数万円かかることがあります。
配送費用を誰が負担するのか事前に取り決めておくことが大切です。
自治体で回収してもらう場合は対応可否をチェック
バイク処分に係る注意点6つ目は、自治体で回収してもらう場合は対応可否をチェックすることです。
一部の自治体では、廃バイクの回収サービスを提供している場合があります。ただし、すべての自治体が対応しているわけではなく、また基本的に原付バイクは回収してもらえません。
事前に自治体の窓口に連絡し、回収可能かどうか確認しましょう。
廃車証明書は捨てずにとっておく
バイク処分に係る注意点として、廃車証明書は捨てずにとっておきましょう。
バイクの廃車手続きが完了すると、「廃車証明書」や「軽自動車届出済証返納証明書」が発行されます。
これらの書類は、税金や保険の解約手続きに必要となるだけでなく、後に処分済みであることを証明するために役立ちます。
特に、古いバイクのトラブルや過剰請求を防ぐためにも、しっかり保管しておきましょう。
不用品回収は悪質な業者もあるので注意
バイク処分に係る注意点8つ目は、不用品回収は悪質な業者もある点です。許可を持たない業者や不当に高額な料金を請求する業者も存在します。
信頼できる業者を選ぶためには、事前に口コミや評判を確認し、見積もりを取る際に料金が明確であることを確認しましょう。
バイクを処分する流れ
バイクを処分する流れは、以下のとおりです。
- 廃車手続きを行う
- バイクを処分・回収してもらう
- 自賠責保険の手続きを行う
それぞれについて解説します。
①廃車手続きを行う
バイクを処分する最初の流れは、廃車手続きです。排気量に応じて手続き場所が異なり、125cc未満は市区町村役場、125cc以上は運輸支局や軽自動車検査協会で行います。
手続きに必要な書類は、ナンバープレートや車検証、印鑑などです。手続きが完了すると、「廃車証明書」が発行されます。
これが後の税金や保険の手続きに必要となるため、大切に保管してください。
②バイクを処分・回収してもらう
バイクを処分する流れとして廃車手続きが完了したら、実際にバイクを処分します。
方法としては、指定引取場所や廃車専門業者、不用品回収業者などが挙げられます。状態が良い場合は買取業者に売却することも可能です。
回収時には、業者に廃車手続きが完了している旨を伝え、必要に応じて廃車証明書を提示しましょう。
③自賠責保険の手続きを行う
バイクを処分する流れの最後として、自賠責保険の解約手続きを行います。解約には、保険証書、廃車証明書、印鑑が必要です。
解約手続きが完了すると、未経過分の保険料が返金される場合があります。
バイク処分の事例を紹介
バイク処分の事例として「原付の場合」「バイクの場合」の2つを見ていきます。
原付の場合
バイク処分の事例1つ目は原付の場合です。不用品回収業者に連絡し、自宅まで回収に来てもらったケースです。
- 回収品目:原付バイク
- 作業人数:1名
- 作業時間:30分
- 回収費用:約5,000円
また、役場での廃車手続きを行い、1日で処分を完了できました。
バイクの場合
バイク処分の事例2つ目は250cc未満のバイクを売却したケースです。
- 回収品目:250cc未満(軽二輪自動車)
- 作業人数:1名
- 作業時間:2時間
- 売却費用:約50,000円
名義変更や廃車手続きは業者が代行してくれたため、手間なく処分が完了しました。
バイクの処分でよくある質問
バイクの処分でよくある質問を紹介します。
不用品回収業者ではバイク1台だけでも処分してくれる?
不用品回収業者は、バイク1台だけでも対応してくれます。ただし、業者によっては最低料金が設定されているため、処分費用が高くなる可能性があります。
事前に見積もりを依頼し、バイク1台のみの回収が可能かどうか確認しましょう。
早急にバイクを処分したいときはどうする?
早急にバイクを処分したい場合は、不用品回収業者を利用するのが最適です。
自分の都合に合わせてサービスを利用できるだけでなく、ヘルメットなどの備品も回収してもらえます。
電話やオンラインで査定を依頼し、最短でその日のうちに回収してもらえることもあります。
バイク用のヘルメットやバッテリーの処分方法は?
バイク用ヘルメットは不燃ごみや粗大ごみとして自治体で回収されることが一般的です。
一方、バッテリーは有害物質を含むため、専門のリサイクル業者やカー用品店で処分するとよいでしょう。
バイクと一緒に処分したい場合、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
バイクのマフラーもまとめて処分すべき?
バイク本体を処分する際に、マフラーも一緒に引き取ってもらうことをおすすめします。
買取業者や解体業者では、マフラー単体で買取を行う場合もあるため、まだ使えるマフラーであれば査定を依頼してみるのも良いでしょう。
他にも、不用品回収業者にバイクとまとめて処分してもらうことも可能です。
バイクを廃棄して処分すべきケースは?
バイクを廃棄して処分するべきケースは、以下のような状況です
- エンジンが完全に壊れており、修理が不可能な場合
- 古すぎて部品の入手が困難な場合
- 車体が錆びて安全に乗れない場合
- 価値がほぼゼロで買取業者が対応を断る場合
このような場合は、指定引取場所や廃車専門業者、不用品回収業者に依頼するのが一般的です。
バイクを買取してもらって処分すべきケースは?
バイクを買取してもらうべきケースは以下の通りです。
- 動作に問題がなく、まだ市場価値がある場合
- 走行可能で、修理費が低コストの場合
- パーツやカスタムが高価な場合
特に需要の高いモデルや年式の新しいバイクは高額買取が期待できます。
買取査定は複数業者に依頼し、最も高額な業者を選ぶことで最大限の利益を得ることも可能です。
ローンが残っているバイクの処分はどうする?
ローンが残っているバイクを処分する際は、以下の手順を検討しましょう。
- ローンの残債を確認する
- 買取業者に査定してもらい、買取金額でローンを精算する
- 買取金額が残債に届かない場合、不足分を自己負担で補填する
- 買取業者にローン代行を依頼する
ローンの状況に応じて処分方法を選択することが重要です。
バイクを処分するときの保険料・税金はどうなる?
バイクを処分すると、保険料や税金に以下の変化が生じます。
- 自賠責保険:解約手続きを行うことで、未経過分の保険料が返金されます。
- 任意保険:契約中の保険会社に連絡し、解約や移行手続きを行います。
- 軽自動車税(または自動車税):廃車手続きを行い、4月1日時点で所有者でなくなれば、翌年度の課税は発生しません。
早めの手続きで余計な負担を防ぎましょう。
バイクの無料回収は怪しくない?
バイクの無料回収には注意が必要です。無料と言いながら追加料金を請求する悪質業者が存在するからです。
信頼できる業者かどうかを見極めるポイントとして、以下があります。
- 産業廃棄物収集運搬許可証や古物商許可証を持つ業者か確認する
- 事前に料金や作業の詳細を確認する
- 口コミや評判をチェックする
近所を走る回収トラックでもバイクは処分できる?
近所を走る回収トラックでもバイクを回収してくれる場合がありますが、注意すべき点があります。
以下の点を確認しましょう。
- 産業廃棄物収集運搬許可証や古物商許可証を持つ業者かどうか
- 料金体系
- 引き取り後の処分方法
無料回収を謳っている場合でも、後から高額な費用を請求されるケースがあるため、慎重に確認することが大切です。
ナンバープレートが破損・紛失したバイクは処分できる?
ナンバープレートが破損または紛失したバイクでも処分可能です。ただし、廃車手続きにおいて以下の対応が必要です。
- 破損の場合:破損したナンバープレートを持参し、通常通り廃車手続きを行う
- 紛失の場合:市区町村役場または運輸支局で紛失届を提出し、代替の手続きを進める。
紛失や破損を放置せず、早めに手続きを進めましょう。
キーのないバイクも買取・回収などの方法で処分できる?
キーがないバイクでも、多くの買取業者や回収業者が対応可能です。以下の点を考慮する必要があります。
- 買取の場合:査定額が下がる場合があります。
- 回収の場合:引き取りのためにレッカーサービスが必要になることがあります。
標識交付証明書のないバイクも処分できる?
標識交付証明書がない場合でもバイクの処分は可能ですが、手続きがやや複雑になります。以下の方法を取ります。
- 紛失届を提出:市区町村役場や運輸支局に紛失届を提出し、再発行を依頼します。
- 所有者を証明:車検証や譲渡証明書など、所有者であることを示す書類を用意します。
- 業者に相談:買取業者や廃車業者が代行してくれる場合もあるため、状況を詳しく伝えるとスムーズです。
標識交付証明書がないと税金や保険手続きに影響する場合もあるため、早めの対応が重要です。