売るときの注意点が知りたい・・
大切にしてきた着物をせっかく売るなら、トラブルなく済ませたいですよね。
この記事では着物買取でよくあるトラブルの事例や、トラブルに巻き込まれないための注意点等について詳しく解説していきます。
- 着物買取であったトラブルの事例
- 買取方法ごとに注意したい点
- 着物買取のトラブルを回避するコツ
- トラブルに遭ったときの対処方法
- おすすめの着物買取業者3選
目次
着物買取で実際にあったトラブルの事例
着物買取で実際にあったトラブルの事例は以下の6つです。
- 着物を無理やり買取された
- 着物以外の品物も買取された
- 着物の査定額があまりにも安すぎる
- 買取のキャンセル不可
- 返送された着物に汚れが付いていた
- 買取に出した着物を持ち逃げされた
詳しく解説します。
トラブル事例①着物を無理やり買取された
着物買取で実際にあったトラブルの事例の1つ目は、無理やり買取されることです。「押し買い」とも言われ、売る予定のない着物まで強引に買い取られてしまう事例です。
相場よりも安く査定されてしまったり、買取に応じるまで長時間粘られたりするケースもあります。
また、押し買いは出張買取に多発しやすいのが特徴です。人目のない家の中で査定が行われた結果、査定員の高圧的な態度が恐くなり、なくなく売却してしまうケースが多くなっています。
トラブル事例②着物以外の品物も買取された
着物買取で実際にあったトラブルの事例として、着物以外の品物も買取されるのもあります。
「抱き合わせ買取」とも言われ、着物以外の家電製品や貴金属を無理やり買い取られてしまうトラブルです。
「着物以外の品物を持っているか?」といった質問から始まり、強引に所有物を査定し出すのが特徴になります。
トラブル事例③着物の査定額があまりにも安すぎる
着物買取で実際にあったトラブルの事例として、品物の査定額があまりにも安すぎるケースも挙げられます。
着物を相場価格よりも、安く買い叩かれてしまうトラブルです。特に売る側に着物に関する知識がない場合は注意しましょう。
売却者が着物の買取相場に詳しくないのをいいことに、不当な査定額を提示するのが非常に多い手口です。
また、そもそも査定員に着物の専門知識が不足していて、本来の価値を判断できずに安く査定されるパターンもあります。
事前に着物の買取相場を調べておくなど、対策しておきましょう。
トラブル事例④買取のキャンセル不可
着物買取で実際にあったトラブルの事例は、キャンセル不可なことです。査定価格に納得できなければ、買取の中止を検討することもあるかもしれません。
ただし、査定後のキャンセルはできないという不当なルールを押し付けて、強引に買い取る業者もいます。
買取後にキャンセルできたとしても、着物が返ってこなかったり、違約金の支払いを強要されたりするケースがあるので注意しましょう。
トラブル事例⑤返送された着物に汚れが付いていた
着物買取で実際にあったトラブルとして多いのは、返送された品物に汚れが付いていた事例です。
宅配買取を途中でキャンセルした際、返却された着物に汚れや傷が付いていて、品物本来の価値を損なってしまうケースがあります。
着物を送る前に、品物を丁寧に扱っている業者なのかを見極めなければなりません。
トラブル事例⑥買取に出した着物を持ち逃げされた
着物買取で実際にあったトラブルの事例の6つ目は、着物を持ち逃げされることです。
このトラブルは宅配買取など買取金が後日払いの場合に多くなっています。振り込み予定日になっても入金がなく、業者に連絡もつかずに着物を盗まれてしまうパターンです。
着物買取方法別の注意点
着物の買取方法は以下の3つです。
- 店頭買取
- 宅配買取
- 出張買取
買取方法別に注意点を詳しく解説します。
着物店頭買取の注意点
着物の店頭買取を利用するときの注意点は、手間や時間がかかることです。店頭買取は実店舗に持ち込めば、その場で査定して現金化できるのがメリットになります。
ただし、着物が大量にあると持ち運びに手間がかかったり、お店が混んでいると順番待ちに時間がかかったりする点に注意が必要です。
着物宅配買取の注意点
着物の宅配買取の注意点として、キャンセルしたときにトラブルが起こりやすいのが挙げられます。
店舗に行く手間もなく、非対面でも着物を売れるのが宅配買取の特徴です。一方で、取引を途中でキャンセルしたときに着物が返却されなかったり、返ってきた着物に汚れがついていたりするトラブルが多発しています。
また、高額なキャンセル料を請求されるケースもあるため、口コミや評判が良い業者を選んでトラブルを避けるようにしましょう。
着物出張買取の注意点
着物の出張買取の注意点には、悪徳業者が家に来てしまうと助けを呼びづらいということがあります。
品物の梱包や持ち運びは必要ない点で、最も楽に着物を売る方法が出張買取です。しかし、査定を行う場所が家の中のため、業者に「押し買い」や「抱き合わせ買い」を迫られても助けを呼びづらいというデメリットがある点に注意しましょう。
着物買取のトラブルを避けるためには?
着物買取のトラブルを避ける方法は、以下の6つです。
- 着物の相場を事前にチェックしておく
- 査定の時点で対応が悪い業者には注意
- 買取を希望しない場合はきっぱりと断る
- 1人だけで買取しない
- 怪しいと感じたら録音する
- 直接アポを取ろうとしてくる業者には注意
詳しく解説します。
着物の相場を事前にチェックしておく
着物買取のトラブルを避ける方法の1つ目は、品物の相場を事前にチェックしておくことです。
着物の相場を踏まえていないと、明らかに安い査定額を業者に提示されても気づけません。
事前にネットで着物の買取価格の目安を確認して、買い叩かれそうになったらすぐにキャンセルするようにしましょう。
査定の時点で対応が悪い業者には注意
着物買取のトラブルを避ける方法として、査定の時点で対応が悪い業者に注意するのが挙げられます。
買取スタッフの言葉遣いや査定時の挙動などに不審な点がないか、確認することが大事です。
少しでも怪しい行動をする業者には、着物を売らずにすぐに取引を中止しましょう。
買取を希望しない場合はきっぱりと断る
着物買取のトラブルを避ける方法として、売却を希望しない場合はきっぱりと断りましょう。
「業者の態度が怪しい」「査定額が安すぎる」と感じたら、それ以上取引を続けてはいけません。
曖昧な返事をせず、毅然とした態度で買取を断りましょう。
1人だけで買取しない
着物買取のトラブルを避けるためにも、1人だけで取引に応じないことがおすすめです。
着物買取のトラブルのほとんどは、1人で業者に対応したときに発生しています。万が一、査定中にトラブルが発生した場合、すぐに助けを呼べるように複数人で商談に応じましょう。
怪しいと感じたら録音する
着物買取のトラブルを避けるために、怪しいと感じたら録音することが大切です。証拠がなければ業者の不当な買取を証明するのが難しくなります。
業者の発言を録音しておけば、仮にトラブルが発生しても相手側の過失を裏付けられるので安心です。
直接アポを取ろうとしてくる業者には注意
着物買取のトラブルを避けるための方法の6つ目は、直接アポを取ろうとしてくる業者には注意することです。
そもそも優良な買取業者は顧客をしっかり確保できているため、直接営業をするのは珍しいでしょう。
頼んでもいないのに「いらない着物はないか?」などという電話が来たら、その業者は悪質な買取を考えているかもしれません。
高く買い取るなどと提案されても、取り合わないようにしてください。
着物買取でトラブルに遭った場合はどうすればいい?
着物買取でトラブルに遭った場合の対処方法は以下の2つです。
- 国民生活センターに連絡する
- クーリングオフ制度を利用する
詳しく解説します。
国民生活センターに連絡する
着物買取でトラブルに遭った場合の対処方法の1つ目は、国民生活センターに連絡することです。
国民生活センターでは、消費に関するあらゆるトラブルに関して相談できます。局番なしの「188」に問い合わせれば、各地域の消費生活センターへ案内されます。
消費生活センターへ具体的な相談をして、トラブル解決に向けた適切な対処方法を実践しましょう。
クーリングオフ制度を利用する
着物買取でトラブルに遭った場合の対処方法として、クーリングオフ制度を利用しましょう。
クーリングオフ制度とは、売買が完了してから8日以内であれば、取引を解消できる制度です。
トラブルとは無縁!着物買取業者を選ぶポイント
トラブルにならない着物買取業者を選ぶポイントは以下の4つです。
- 買取方法の選択肢が多いか
- 着物買取を専門に扱っているか
- 口コミや評判は良いか
- 着物の買取実績が豊富か
詳しく解説します。
買取方法の選択肢が多いか
トラブルにならない着物買取業者を選ぶポイントの1つ目は、買取方法の選択肢が多いかどうかです。
良質な業者は常にユーザー目線を重視しているので、お客が利用しやすい買取方法を準備しています。
特定の買取方法のみで対応を迫る業者は、悪質な場合が多いので注意しましょう。
着物買取を専門に扱っているか
トラブルにならない買取業者を選ぶポイントとして、着物買取を専門に扱っているかどうかも挙げられます。
着物の価値を適正に判断するためには、着物に特化した知識が必要です。着物に精通していない業者の場合、本来の価値を見極められずに、相場よりも安く査定してしまうケースがあります。
口コミや評判は良いか
トラブルにならない買取業者を選ぶポイントとして、口コミや評判の良し悪しを確認するようにしましょう。
口コミや評判が悪い業者は、過去にトラブルを起こしている可能性が高くなります。公式サイトに掲載されている「利用者の声」だけでなく、SNS上での評判もチェックすると安心です。
着物の買取実績が豊富か
トラブルにならない買取業者を選ぶポイントの4つ目は、着物の買取実績が豊富かどうかです。
買取実績の多さは、ユーザーからの信頼度の高さを表していると言えます。ホームページに買取実績として、査定額や取引日がしっかりと記載されているか確認してみましょう。
安心して任せられる!着物買取におすすめの業者3選
着物買取を安心して任せられるおすすめの業者は以下の3つです。
- ザ・ゴールド
- 福ちゃん
- バイセル
詳しく解説します。
ザ・ゴールド
出典:the-gold.jp
状態の悪い着物の買取可否 | 可能 |
---|---|
着物と一緒に買取可能なもの | 帯留め・帯揚げなど |
着物査定方法 | 店頭買取・宅配買取・出張買取 |
出張対応エリア | 全国 |
主な店舗所在地 | 北海道・新潟県・長野県・富山県・石川県・岩手県・宮城県・福島県・東京都・静岡県・岡山県・広島県・徳島県・香川県・愛媛県・青森県 |
宅配キットの有無 | あり(無料。段ボール箱は無し) |
着物宅配買取キャンセル時の送料 | 自己負担 |
女性査定員の指定可否 | 要確認 |
営業時間 | 10:00~18:00 |
定休日 | 年中無休(一部夏季・年末年始は除く) |
着物査定期間 | 1週間前後 |
入金までの期間 | 成約後当日~2営業日 |
持ち込み着物買取の予約可否 | 不要 |
現金即払い可否 | 可能 |
コールセンター受付時間 | 9:00~18:00 (年中無休※年末年始は除く) |
ザ・ゴールドは、丁寧な査定をウリとしている買取専門店です。着物に関する知識を持った査定員が鑑定してくれるため、品物の価値を見落とす心配がありません。
実店舗や自社開催のオークションなど多彩な販路を持っているので、高価買取を期待できるでしょう。
福ちゃん
状態の悪い着物の買取可否 | 可能 |
---|---|
着物と一緒に買取可能なもの | 帯留め・帯揚げ・扇子・草履・かんざしなど |
着物査定方法 | 店頭買取・宅配買取・出張買取 |
出張対応エリア | 全国 |
主な店舗所在地 | 東京都・神奈川県・埼玉県・静岡県・宮城県・大阪府・愛知県・岡山県・福岡県 |
宅配キットの有無 | あり(無料) |
着物宅配買取キャンセル時の送料 | 自己負担 |
女性着物査定員の指定可否 | 可能 |
営業時間 | 10:00~19:00(店舗による) |
定休日 | 年中無休※年末年始は除く(店舗による) |
着物査定期間 | 宅配買取は1〜5日間 |
入金までの期間 | 店頭買取と出張買取は当日宅配買取は成約後1~5営業日以内 |
持ち込み着物買取の予約可否 | 必要(店舗による) |
現金即払い可否 | 可能宅配買取の場合は振り込み |
コールセンター受付時間 | 9:00~20:00 (年中無休※年末年始は除く)宅配買取は9:00~18:00 (年中無休※年末年始は除く) |
福ちゃんは、買取実績が800万点以上を超える買取専門店です。独自販売ルートを確保することで、高額買取を可能としています。
女性スタッフが対応してくれる「レディースプラン」も用意されているので、女性やお年寄りの方におすすめです。
バイセル
状態の悪い着物の買取可否 | 不可の可能性高し |
---|---|
着物と一緒に買取可能なもの | 帯留め・草履・バッグ・かんざしなど |
着物査定方法 | 店頭買取・宅配買取・出張買取 |
出張対応エリア | 全国 |
主な店舗所在地 | 東京都・神奈川県・埼玉県・宮城県・愛知県・大阪府 |
宅配キットの有無 | あり(無料。段ボール箱は無し) |
着物宅配買取キャンセル時の送料 | 自己負担 |
女性着物査定員の指定可否 | 可能 |
営業時間 | 10:30~19:00(店舗による) |
定休日 | 年中無休 ※年末年始は除く(店舗による) |
着物査定期間 | 10営業日以内 |
入金までの期間 | 成約後2営業日以内 |
持ち込み着物買取の予約可否 | 不要 |
現金即払い可否 | 可能 |
コールセンター受付時間 | 24時間 |
バイセルは、着物を含めた買取実績が1400万点以上になる業者です。着物の査定経験が豊富な鑑定士が在籍しているので、品物の価値を正確に判断してくれます。
出張料や査定料などの手数料はかからないため、とりあえず着物の価値を確かめてみたい方におすすめです。